こんにちは。杉本です。
空き家に続いて、「住む」について、今回は『地方移住』のお話したいと思います。
近年、移住を考える人が増えてきています。都市の生活に疲れてという人。気候の良い環境を求めてという人。田舎で自然を楽しむ生活をしたいという人。農業や古民家カフェなどやりたかった仕事で生活をしたいという人など・・・ 移住とはどういうことでしょうか?
移住とは?
移住とは、住む場所を変えるだけではなく、生き方や暮らし方、生活スタイル自体を変える目的のある転居のことである。
地方移住先の人気ランキングは?
1位 長野県 ・・・ 自然がいっぱい、土地が広々としている、自治体の支援が手厚い
2位 静岡県 ・・・ 気候がよい、首都圏や関西圏へのアクセスがよい
3位 北海道 ・・・ 北海道の自然満喫、食べ物がおいしい
4位 山梨県 ・・・ 都心へのアクセスがよい、自然豊か
5位 新潟県 ・・・ 移住に力を入れている(セミナーや相談会)
移住に関しては、地方の自治体もさまざまな移住支援制度を設けていて内容もさまざまです。
移住相談会(出張相談会)、移住セミナー、移住体験、ワーキングホリデー、助成金など。
ここで、日本の総人口の推移をみてみたいと思います。(以下は国土交通省の人口統計である)
総人口は、2008年にピークを迎え1億2,808万人に達して以降は、減少傾向にあることがわかります。
次に出生率を見てみましょう!
第1次ベビーブーム(1947~1949年)期の1947年に出生率4.54、出生数は約270万人となりピークを迎え、その後、第2次ベビーブーム(1971~1974年)期の1973年に出生数約209万人と高い数値を記録してからは、出生数・出生率共におおむね右肩下がりの減少傾向です。
では、諸外国との高齢化率の比較はどうでしょうか?
高齢化率を見ると、諸外国全体で上昇することがわかるが、日本は諸外国に比べて、群を抜いて高いことがわかります。
日本は今後一層高齢化社会へと進行する見込みとなっており、世界が体験したことのない社会を迎えようとしています。こわいですね~
では、都道府県別転入・転出と出生率はどうでしょうか?
2013年と2014年の都道府県別の転入・転出超過数(棒グラフ:左軸)を見ると、東京都の転入超過が極端に高くなっており、東京一極集中の状況がわかります。東京都のほか、各大都市でも転入超過になっていますが、そのほかの地域は転出超過となっています。2013年の出生率(折れ線グラフ:右軸)を見ると、東京都で極端に低くなっており、転入超過となっている他の府県の出生率も低い傾向にあります。
以上のことから、日本の人口は、戦後の経済成長の要因等により、若年層を中心に、地方圏から所得や雇用条件の良い東京圏へ吸い寄せられ、依然として東京一極集中は続いている傾向にあるといえる。人口減少のペースを緩めるためには、東京一極集中を是正し、出生率が比較的高い地方圏への人の移動を促進することが重要となると考える。
以上が、国土交通省の人口動向、人口推移の調査結果でした。
いかがでしたか?こういった国の行っている統計や推移をみると不安になりますね。何とか人口減少を食い止めたいものです。
移住は、以前はセカンドライフを迎える団塊世代の関心が高かったようでしたが、現在は、若い世代の関心が高いようです。理由もさまざまだと思います。田舎を持たない若者世代の地方への暮らしの憧れ、祖父母宅に帰省した時の田舎の魅力の気づき、自然の中での子育ての魅力、自分のやりたい仕事をする為、など前向きな気持ちで地方移住を考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、メリット、デメリットをしっかり検討してご自身が幸せになれるようよく考えましょう。
杉本でした。