「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律
(平成26年法律第43号)」が2016年1月1日から施行され、
新たな「国民の祝日」として8月11日が「山の日」と定められました。
当初は8月12日で進められていたのですが、
「日本航空123便墜落事故」が起きた日であることを配慮し、
お盆休みと連続させやすいメリットがある8月11日に制定した経緯があります。
「山の日」は、1996年に設けられた「海の日」以来20年ぶりの祝日の新設となります。
日本は、国土の7割近くを山地で占める山の国です。
日本人は古くから山に畏敬の念を抱き、森林の恵みに感謝し、自然とともに生きてきました。こうした背景から、山の恵みに感謝するとともに、美しく豊かな自然を守り、次の世代に引き継ぐことを銘記する日として、「山の日」が導入されました。
国民の祝日は祝日法で規定しており、法改正で4月29日を「昭和の日」に、
5月4日を「みどりの日」にそれぞれ定めた2005年以来、今回の制定で
年間祝日数は計16日になりました。「山の日」は8月としては初めての
祝日であり、これによって祝日がない月が6月のみとなりました。
お盆休みに合わせて連休を取りやすい日取りになっており、
山岳への旅行などによる経済効果も期待されています。
「山の日」制定に先立って、アウトドア用品で有名なmont bell(モンベル)では、
7~8月にかけて全国各地で山遊びイベントを開催しています。
初心者から上級者向けまで対応したプランがあり、トレッキングやラフティング、
カヌー、シャワークライミング等が楽しめる機会があります!
また、環境省では、山に関する全国のイベントを紹介しています。
この夏、「山の日」をきっかけに、山に親しむ機会を得るとともに、
山との深いかかわりについて考えてみませんか?
★参考HP
『山にでかけよう 山に親しみ、山の恩恵に感謝。 – 環境省』
『モンベル | イベント・ツアー | 「山の日」制定記念』