皆様、明けましておめでとうございます!
本年も何卒宜しくお願い致します。
みなさん、初詣は「神社」と「お寺」どちらへ行きますか?
今回は、知っているようで意外と知らない「神社」と「お寺」の
参拝方法を詳しくご紹介します。正式な参拝方法を知ってから行けば、
初詣が楽しくなりご利益も大幅にアップするかもしれません。
◆「神社」と「お寺」の参拝方法の違いとは?
毎年の初詣で、見よう見まねで参拝している方も多いのではないでしょうか?
まずは神社の参拝方法からご紹介します。
【神社の参拝方法】
①神社に入る時、鳥居の前で一礼してから中へ入る
②お参りの前に、手水舎(ちょうずや・てみずや)で心身の清浄のため、手と口をすすいで身を清める
③本殿に着いたら鈴を鳴らし、お賽銭を納め、二拝二拍手一拝で参拝する(神社によっては四拍手のところも)
※鈴は身の穢れを祓い清め、神様の発動を願うものなので、忘れずに鳴らしましょう。
なお、鈴を鳴らすのとお賽銭を納める手順は、どちらが先でも大丈夫です。
神社とお寺の参拝は似ている点も多いのですが、お寺にはご法度のルールもあります。ぜひ覚えておいてください。
【お寺の参拝方法】
①お寺に入る時、山門の前で一礼してから中に入る
②手水舎で手と口をすすいで身を清める(方法は神社と同様)
③鐘をつく
※一般参拝者が鐘をつくのを禁じている所も多いようですが、許可されていたらぜひついてください。ちなみに参拝後に鐘を鳴らすのは、「戻り鐘」と呼ばれ忌み嫌われている行為なので気を付けてください。
④ロウソクとお線香を上げる
※防災のためロウソクとお線香がないお寺もありますが、お線香の香りは仏様をもてなすという意味があるので、用意されている場合はぜひ献香して下さい。また、ロウソクもお線香も先の参拝者の灯明から火を受けると「業を受ける」と言われていて縁起が悪いのでNGです。
⑤本堂に入ったら、お賽銭を納め鰐口(わにぐち)を鳴らしてから礼拝する
※お賽銭を入れて鰐口を鳴らしたら、一礼をした後で胸の前で合掌しながら祈願をし、終わったら再度一礼をします。手を合わせることは、仏様と一体になることを意味しています。また、神社のように柏手は打たないので要注意です。
◆お賽銭にまつわる雑学
神社の場合は、神様へ日頃の感謝の気持ちをお伝えする表現としてお賽銭を納めるのに対し、お寺の場合は自分の欲を捨てる「お布施」という修業のひとつして考えられています。その違いを知っていると、参拝の際の心持ちも変わってくるのではないでしょうか。また、初詣へ行くと勢いよくお賽銭を投げる人がいますが、どちらにしても粛々とした気持ちで丁重に納めるのが礼儀なので気をつけたいですね。