40歳からの介護保険料 意外と知らない介護保険とは?その2

 ヤスハラです。

前回ブログ「介護保険とは?」の続編です。
今回は、具体的にどのような介護サービスがあるのかを見てみましょう!

介護保険で受けられるサービスって?

居宅サービス…自宅に居ながらサービスを受けることを希望した場合。
訪問介護、通所介護(デイサービス)、短期入所生活介護(ショートステイ)、福祉用具貸与、住宅改修 等

支援サービス…利用者が適切なサービスを利用できるように、利用者の依頼を受けて、ケアマネジャーや保健師などがケアプラン(居宅サービス計画)を立てたり、連絡調整をしたりします。

施設サービス…利用者が施設入所を希望した場合。
特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護療養型医療施設

さて、ではわたし(親)はどこに入ればいいの…?

公的機関が運営している特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護療養型医療施設という3種類の介護保険施設が、一番安価に入居できる施設です。貯蓄が少なければ、選択肢はこの介護保険施設ということになります。

しかし、介護療養型医療施設は廃止される方向、介護老人保健施設は在宅復帰に向けたサービスという観点から、基本的には3ヶ月で退去しなければなりません(最長1年)。

そうなると残るは特別養護老人ホームということになるのですが、要介護3以上が必須、入居希望者が多く、たいていの場合、入居待ちです。

 一方で、民間の介護施設は選択肢が広く、入居者目線に立ったサービスや独自の介護方針で最新のケアが受けられるところなどそのバリエーションも豊か。しかしながら、毎月の使用料は介護保険の適用外となり、当然、料金は高くなります。

毎月10万円~30万円の費用がかかり、介護付きであれば、さらに介護サービス費が2万円~3万円必要となります。初期費用が必要な施設もあり、高いところになると、数千万~数億円!!

「有料老人ホームに入居したい・させたい」と考えても、施設によって予算が異なりますので、貯蓄と年金給付額との相談ということに。「ここが良い!」と思っても、貯蓄額が足らず初期費用が負担できなければ、入ることができません。

昨今、新規開業が進んでいるサービス付き高齢者住宅は、初期費用がかからない施設から、それこそ数千万円もかかるところも。毎月の生活費も10~30万円ほどと幅広く、貯蓄額に合わせて入居先を選択することになります。

より初期費用を抑えた、グループホームや軽費老人ホーム、ケアハウスは、簡単な身の回りの事ができるなどの自活力が求められます。生活費もそれほど安くはないので、やはりある程度の貯蓄が必要です。

貯蓄が少ないと、入居できる施設の選択肢が少なく、介護難民という事態にも!?逆に貯蓄に余裕があれば、選択肢は多いというのが日本の現状です。

豊かな老後をイメージしたければ、やはり若いうちからの準備が必要!!ですね。

2017-10-16