会社で年末調整した方は、原則確定申告が不要ですが、確定申告すれば、税金がさらに戻ってくる方もおられます。
確定申告が必要な場合もありますので確認してみましょう。
大まかに
1. 年末調整で控除できるものを控除できていない方
2. 年末調整で控除できない控除がある方
3. 年末調整していても確定申告しなくてはならない方
一つの会社の給与所得しかなく、控除も年末調整でできるものだけならば、確定申告は不要です。
税金が還付される方は5年間申告を受け付けて貰えますので、去年も申告していなかったわと思い出された方も、ぜひ申告してください。
年金の請求と同じで、税金も申告しないと還付されません。
確定申告は、事業所得、不動産所得、利子所得、配当所得、給与所得、譲渡所得、一時所得、雑所得、山林所得、退職所得の10種類ある所得に関する所得税の計算をするものです。自分で計算して、自分で申告・納税(還付)します。
年末調整で控除できるものを控除できなかった方
確定申告すれば納め過ぎていた税金が還付されます。
令和元年度の所得税だけではなく、令和2年の住民税も安くなりますので面倒くさがらずに申告しましょう!
・年末調整に保険料控除の提出ができなかった方
・住宅ローン控除2年目以降なのに提出ができなかった方
・扶養家族が増えたことを会社に言っていなかった方
・結婚して配偶者控除や配偶者特別控除が受けられる範囲で働いていた配偶者がいることを会社に言っていなかった方
など
年末調整で控除できない控除がある方は確定申告しましょう。
何度も言いますが、令和元年度の所得税だけではなく、令和2年の住民税も安くなりますので面倒くさがらずに申告しましょう!
・住宅ローン控除 初年度の人
・医療費控除のある人
平成29年度の確定申告から、医療費控除申告には領収書の代わりに
「医療費控除の明細書」の提出が必要になっています。
領収書があればいいと思っていたら申告時に大慌てしてしまいます。
明細書の作成も自分でしなくてはいけません。ご注意ください。
国税庁のHPにエクセルで作成できるテンプレートがありますので参考になさってください。
・ふるさと納税など寄付金控除のある人
・雑損控除や特定支出控除がある人
災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除):国税庁HP
年末調整していても確定申告しなくてはならない方はこちらです。
確定申告しなげればならない方ですね。
・給与収入が2000万円超の方
・複数の事業所からの収入がある方
・副業の収入から源泉徴収されている方
・年度の途中で務めていた会社を辞めて、そのあとどこにも就職しなかった方。
詳しくは国税庁のHPでご確認ください。
確定申告すると税金が返ってくるみたい
だけど、よくわからない方、
ぜひ早めにご自身の
管轄税務署にご相談してみてください。
2019年度の所得税の申告書等を作成できる
「確定申告書等作成コーナー」は
2020年(令和2年)1月6日(月)から公開予定です。
2019年1月1日~12月31日までの所得税の申告(確定申告)は2月17日(月)~3月16日(月)までです。
確定申告にはマイナンバーが必要ですよ。
3月に入ると毎年混雑し、締め切り直前は待ち時間も長くなります。
さらに、書類の不備等があると又手間がかかりますので、
早めに準備を進めて
余裕を持って申告しましょう。
yamadaでした(*^^*)