~長年の経験や知識を生かし色々な方々と繋がりができる仕事が「土地家屋調査士」の魅力です~
主なお仕事内容のご紹介
土地・建物の測量・調査及び登記(表題部)、図面作成
講師(岡山大学 法学部)
HPはこちら→ http://office-daifuku.sakura.ne.jp/index.html
~「土地家屋調査士」はどんなお仕事でしょうか?
1 土地の測量をして境界を決める
土地の面積を確定するため、測量し関係者に立ち会っていただいて境界を決める
宅地等の場合、造成工事が完了するまで携わるようにしています。
2 地積測量図を作成する
3 土地の登記をする
登記簿の「表題部」の登記
所在・地番(土地の番号)、地目(田、畑、宅地等)、面積(分筆する、一筆に合筆等)を変更する時
4 家屋の登記をする
建物を新築・増築・取り壊した時に種類(居宅、工場、老人ホーム等)、構造、面積等を登記する
建物図面が実際の建物の面積、構造等とあっているか確認して法務局へ届け出る
実際の物件の面積を測って、図面の面積とあっているか?
物件の写真も撮る
~どうしてこのお仕事を選ばれたのでしょうか?
サラリーマンでもよかったのですが、出来れば最初から最後までひとりで責任を持ってできる仕事の方が自分には向いていると思いました。前職の時に、ハウスメーカーに勤めていた高校の時の先輩に「土地家屋調査士」を薦められました。当時の仕事とかかわりのある仕事でしたし、きちんと資格を取ってずっと食べていけるやりがいのある仕事だと思いました。
前職で働いていた時に資格を取得しました。資格を取ったことを報告したら、総社市で以前から活躍されている先輩土地家屋調査士をご紹介いただき、そちらで6年間ご指導をいただきました。
~今まで一番うれしかったことはどんなことでしょうか?
お客様からのご依頼で田んぼの状態から敷地の範囲を決定し、建物の新築登記まで携わった時、順調に進み大変感謝されたことです。色々な方々とつながりができて、境界など、不安に感じていることのご相談にのることで喜んでいただいております。
~この仕事をするうえで苦労することはありますか?
境界を決める時です。境界を決める時は、その土地の隣地の方々に集まってもらってみなさんに合意のうえご印鑑をいただかなければなりません。
困るのは、県外にお住いの方がいる場合です。みなさん、依頼人の事情でお時間を作っていただくので、時間を合わせるのも大変です。
登記簿の住所地に行っても、「誰もいない、建物もない」という時は困ります。そのような場合、登記簿をたどったり(1つ前の所有者等)、地元の人や町内会町に聴いたりしていきます。
隣地の方への立会い依頼等を依頼者に任せる人もいますが、私の場合は、後の工事等がスムーズに進むように隣地の方との信頼関係を築いておく必要があると思いますので、出来るだけ私自身が最後まで責任をもって対応しております。
~今後、どうしていきたいですか?
現在、私と補助者の村松君とで主に仕事をしております。事業として継続できるように従業員をもう一人増やして、従業員が安心して暮らせるように体制を整えたいです。
その為に、良い人材を育てたいです。理想を言えば、20代くらいに入社して、下積みを3年程度経験すれば仕事ができるようになってくると思いますので、そのまま継続してがんばっていける方を育てたいです。やはり、専門職ですので、短期間で仕事ができるようになるのは難しいです。
~仕事に対するモチベーションは?
「土地家屋調査士」は、仕事の受注から完了までを調査士自身が責任を持って対応する専門職で、長年の経験や知識の積み重ねが必要なため、不動産を取り巻く関係者の方々から頼りにされるところがやりがいに繋がっています。
~事業承継はどうお考えでしょうか?
機材もそろっているし、お客様もいるので、従業員が事業をそのまま継続していってほしいです。そうなれるように育てることが出来たらいいと思っています。技術・知識を身に着ければ少人数で事務所運営を継続できると考えています。
大福社長、この度はインタビューにご協力いただきありがとうございました。
貴社の今後益々のご発展を祈念しております。