住宅ローンを組む前に確認したいこと 3選

みなさん、こんにちは!

岡山ファイナンシャルプランナーズの歴史系FP牧原です。

7月と言えば、旧暦の6月に相当しますが、戦国時代の大事件「本能寺の変(1582年)」が起きた季節なんですよ。

毎年この時期になると「本能寺の変が起きていなかったら日本の歴史はどうなっていたか」を考えちゃうひとも多いんではないでしょうか(笑)

さて、今回は、最近相談事例が増えている「住宅ローンについて」です。

中でも、

すでに住宅ローンを組んだんですが、これで大丈夫でしょうか?

というものです。

結論から申し上げると、

住宅ローンを組む前に、必ずシミュレーションを行いましょう!

当たり前じゃん!と思われるかもしれないですが、

では、ローンを組む前にどういうことに注意すべきか。

ポイントを3つお伝えします。

 

【1 本当に家賃を払うよりお得なのか?】

マイホームを購入するにあたって、よく耳にするのが、

このまま家賃を払い続けるよりオトクですよ

という営業トークに乗っちゃった話です。

住宅展示場に行って営業を受けると大抵この話になりますねので、

お聞きになった方も多いのではないでしょうか。

(「住宅ローン減税でオトクです」というのもよくあります。)

確かに、ローン返済額が10万円/月で、家賃が8万円/月、共益費&駐車場で1万円/月とかだと、

ローン組んで新築の家を買うほうがオトクじゃん!

という気持ちになるかもしれません。

 

ところが、住宅を所有すると毎年「固定資産税」がかかります。

更には、下水道使用料や浄化槽の使用料もかかりますし、

修繕費の積立もしなくてはなりません。(賃貸と違って壊れたら自分で直さないといけません!)

こういったローンの返済額に含まれない費用をきちんと計算にいれてますか?

もし、これらの費用を考慮せずに返済可能額ギリギリまで借りてしまったら、どうなるでしょう?

最悪の場合、返済が難しくなるかもしれません。

 

隠されたコストや不測の事態をきっちり考慮しておきましょう。

【2 どうやって借りるか?】

どの金融機関で借りるか、金利タイプは変動か固定か、夫婦で借りるのか…

住宅ローンを組む場合は、とにかくたくさんの条件を考えなくてはいけませんよね?

 

ところが、往々にしてハウスメーカー等が提携している金融機関にそのまま依頼してしまう場合があります。

住宅ローンは多くの場合、人生最大の買い物です。なんてったって数千万円借りるんですからね!

 

手間はかかりますが、最低2つ、できれば3つくらいの金融機関で見積もりを取ってみましょう。

これから数十年かかって数千万円もの額を返済していくのですから、慎重になってしかるべきです。

 

「オレ、金融ってよくわかんねえんだよな~」

 

勉強しましょう。

自分がこれから稼いで返していくお金のことなんですから、勉強して損はないです。

 

また、前回のブログでも取り上げましたが、金利は変動にするか固定にするかは、

そのひとのライフプランに深く関連します

もし将来、独立してフリーランスになることを目指しているなら、固定金利が無難でしょう。

いずれにしても「どうやって借りるか?」は大きな問題ですから、性急に決めるのは避けたいところです。

 

【3 住宅ローンは借金である】

いまさら言うまでもないですが、住宅ローンは借金です。

誰が何と言っても借金です。

ローンを組むこと自体は、決して悪い手段ではありません。

ですが、「借金をして大きな買い物をするんだ」という認識は必要です。

 

「まわりが建て始めたから」「親にそろそろ買えって言われたから」「金利が低くオトクだから」…

 

こういった理由ではなく、本当に自分には持ち家が必要なのか、これから借金を返していけるのか。

そういった視点をぜひ持ってください。

根本的なところであるがゆえに、誰しもがしっかり考えておく必要があります。

 

まわりが家を買っていようが、親に言われようが、金利が低かろうが、

自分に必要ないなら買う必要はありません。

 

それから、ありがちなのが例えば3,000万円の家を買うとき。

「内装のオプションで50万円です!」

って言われると、「あ、そんなもんか」と思ってしまう現象です。

(アンカリング効果といいます。詳しくは大人気「お金の心理学」講座を受けてみてくださいね)

 

日頃生活していると、50万円は大金ですね。そして50万円は、いつでも50万円なはずです。

ですが最初に提示された金額が大きいと、50万円は安く見えてしまうのです。

不要なものであれば支払わないようにしましょう。

(結婚式や車のオプションなんかでもよくある話ですね)

 

いずれにせよ、多くの場合、住宅は借金して買う人が多いです。

それは本当に欲しいものなのか、借金を返していけるのか、よく考えてから次のステップに進んでください。

 

ローンを返済していくのは、ほかの誰でもないあなたなのですから。

 

 

参考

令和3年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書 国土交通省住宅局

2022-07-04