年金を始めた国はどこ?

みなさんこんにちは

街角景気ウォッチャー(自称)の牧原です。

今月は年金をテーマに交代で記事を書いていきます。

 

さて、歴史オタでもあるわたくしのテーマは…

そうですね。「年金の歴史」ですよね。

 

むしろ、それしかないですよね!

 

どこの国がはじめた?

年金制度はどこの国が始めたのでしょうか?

当然、日本ではありません(笑)

江戸時代に年金ないですもんね。大体この時期の平均寿命は50歳前後といいますので

働けなくなることには天寿を全うしていたんですね。

これならあまり老後の年金問題は関係なさそう…。

 

民間人を対象にした強制加入の年金制度は、

ドイツで始まりました。

しかも私が敬愛する、あの

鉄血宰相ビスマルク

によって始められたのです!(興奮)

ドイツ帝国初代宰相 オットー・フォン・ビスマルク

ドイツで年金制度が始まった時期は1889年と言われています。

その背景には、諸邦の統一後、急速な工業化を進めていく帝国で、

都市部への農村からの流入過多、労総社会級と資本階級の対立の先鋭化、

社会不安などの状況がありました。

その社会不安を和らげる対策として登場したのが、

「障害及び老齢保険に関する法律(Gesetz betreffend die Invaliditats und Altersversicherung)」

です。歴史的にはかなり新しい制度なんですね。

 

参考資料

ドイツ年金制度の構造と発展

下和田 功

 

 

 

日本の公的年金の歴史

日本ではどうなのでしょうか?

その歴史については、厚生労働省のコチラのページに詳しく書いてあります。

以外にも戦前の工場労働者を対象に制度はスタートしていました!

てっきり高度経済成長期あたりかと思っていましたけど。

 

その後、年金制度は終戦の混乱期、高度経済成長によるインフレへの対応、

高齢化社会への対応など、時代時代によって様々な変化を遂げてきています。

最近では、厚生年金等の適用となる対象が拡大されるなど、少子高齢社会を強く

反映した改定がなされています。今後も、制度の存続のため、対象の拡大や給付やサービスの縮小を予想しています。

 

 

2023-10-09