パートで厚生年金に加入すると、どれくらいお得なの?

2019-08-12

こんにちは、ヤスハラです。
老後2,000万円問題で、改めて年金が注目されています。
国の年金制度は破綻するのではないかと危惧する人もいるようです。
確かに、年金制度は急激な少子高齢化によって危機的状況です。
そのため、国はさまざまな方策をとっています。

その方策とは、
1.「保険料を上げる」
2.「給付額を減らす」
3.「支給開始年齢を引き上げる」
の3つです。
すでに行われているこの3つの方策に加えて、第4の方策が出てきました。

「第3号被保険者」を減らしていこうという方策です。
第3号被保険者、つまり、サラリーマンや公務員の配偶者で、
保険料を支払わずに基礎年金をもらうことができる人は約870万人います。
政府は男女共同参画基本計画で「第3号被保険者を縮小していく」と
閣議決定しています。

実際、2016年10月からは、
・従業員が501人以上の企業に勤める
・月収が8万8,000円以上
・労働時間が週20時間以上
・1年以上の勤務見込みあり
の人には、厚生年金への加入が義務付けられています。

さらに、2017年4月からは、従業員数500人以下の企業でも、
労使で合意すれば厚生年金に加入することになっています。

第3号被保険者を厚生年金に加入させれば、
本人から保険料を徴収できるだけでなく、
労使折半なので会社からも保険料の徴収ができます。
ゆえに厚生労働省は、この8万8,000円というラインをさらに6万8,000円まで下げ、
対象となる企業も広げようとしています。

厚労省が、「パートも厚生年金に加入すれば、将来もらえる年金が増える」
と宣伝していますが、果たして、パートの妻にとって厚生年金への加入はおトクなのか?!
実際に計算してみました。

パート収入月8万8,000円であれば、月額約8,000円の厚生年金保険料を支払います。
一方、もらう金額については、1年間パートで保険料を支払うと、
年金額は約5,500円増えます。

パートの平均的な勤続年数は10年なので、
仮に10年間働いて厚生年金保険料を払い続けたとすると、
保険料は総額約96万円、将来の年金額は約5万5,000円増えます。
65歳から年金をもらい始めて83歳より長生きすれば、
支払った額以上の年金をもらえることになります。

また、1点ご注意していただきたいのが、厚生年金の加入期間によって
「加給年金」が受け取れなくなるケースがあるということ。
これについては、次回のヤスハラのブログでお話します。お楽しみに!

主婦の年金については、年金セミナーでさらに詳しくお話しております。
ご興味あれば、ぜひご参加ください!

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