いまさら聞けない【インデックス投資】前編

みなさんこんにちは。

街角景気ウォッチャーのFP牧原です。

お正月、みなさんいかがお過ごしでしたか?

わたしは、今年の正月は豆もちにハマってモリモリ食べました。

子どものころ苦手だったのに…。最近味覚が変化したのでしょうか、子供のころ苦手だったものが

最近美味しく感じられるようになりました。年かなあ…。

 

さて、今回は「インデックス投資」について取り上げたいと思います。

インデックスとは指数のことであり、指数とは例えば日経平均とかダウ平均とかS&P500、FTSE100、DAXとかのことを言います。

ようするに一定の基準を設けて計算された株価の水準ですね。

日経平均とかダウ平均は毎日ニュースでも取り上げられています。

例えば日経平均だと、「東京証券取引所プライム市場上場銘柄から選定した225銘柄」となっています。

また話題のSP500は、「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している株価指数。

市場規模、流動性、業種等を勘案して選ばれたニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場および登録されている

約500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したもの」です。超長いですね。

https://info.monex.co.jp/fund/guide/sp500-beginner.html

スタンダード&プアーズという会社が選んだアメリカのすげぇ会社500だと理解してもらえたらOKです。

 

これらに投資することをインデックス投資といいます。

わたしは幅広く分散されたインデックス投資(例えばオールカントリーなど全世界型)は、

現状で運用できる商品の中で最適解だと思っていますし、巷でもそのようにいわれています。

 

なぜなら、インデックス投資は市場平均投資であり、世界の株式市場全体(厳密には100%ではない)に投資することも可能です。

一方、市場の予測はプロでも非常に困難だと言われています。

例えば、次のAmazonやteslaを予測するのは極めて困難と言えるでしょう。

なぜなら今日の技術進歩のスピードは加速度的に増しており、市場の予測困難性がより高く、不確実性がより大きいからです。

また、突発的な災害、戦争、事故、スキャンダルによって企業価値は大きく損なわれることがあります。

こういったことは占い師でも極めて予測困難です。

 

一方でインデックス投資はそういった予測を排し、市場平均に沿ったパフォーマンスを得ることができます。

次のAmazonを予測することはできませんが、そういった存在が出てくるとインデックスに高確率で組み込まれるでしょう。

また200年程度ある株式市場の歴史的に見て、株式への長期投資は最もリターンが高いとの結果もあります。

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/43634

そのため「幅広く分散されたインデックスに長期間投資する」これが、投資行動における再現性の極めて高い手法のひとつ

であると私は考えています。

大勝ちはできませんが、大負けもない。ほどほどの勝ちを狙っていく。

※といっても年平均5%以上のリターンが過去にはあったので十分だともいえます。

 

あの甲斐の虎、武田信玄公も

戦いは五分の勝ちをもって上となし、七分を中とし、十を下とす。

要は「ほどほどの勝ちがいいねんで~」って言ってましたしね。

 

ここまで読まれて、

ならインデックス投資だけやっとけばよくね?

と思われた方が、92%くらいいると思います。

 

そうですよね。投資行動としてはそれで間違っていないと思います。

しかしそれは早計。

 

なぜ、みんながやらないのか?なぜインデックス以外の投資をするひとがいるのか?

これが勝確なら、ほぼみんながこの投資方法をすればいいですよね?

 

しかし、現実にはそうなっていません。

 

私の講座でも言ってますが人間はそもそも投資に向いていない性質を持っているからです。

人類がチンパンジーと分岐して600万年ほど経ちましたが、株式投資の歴史は400年、

投資信託は200年ほどしか歴史がありません。ホモサピエンスの歴史の0.007%程です。

まだ我々の本能は株式投資やインデックス投資に順応していません。

 

次回はなぜ最適解に近いインデックス投資でヒトは失敗するのかについて

見解を述べていきたいと思います。

 

資産運用のみならずホモサピエンスの歴史にも詳しい牧原への相談はコチラから

2024-01-15