保険のはなし この時期多い集中豪雨で被害を受けた時

夏から秋にかけては台風の発生が多くなり、洪水などの水災が発生する可能性が高くなります。
特に近年は、「ゲリラ豪雨」による被害が多くなっていることから、被害に遭った場合の補償について知りたい方もいるでしょう。

建物や家財の補償といえば火災保険がありますが、ゲリラ豪雨や集中豪雨などで受けた被害も補償対象になるのでしょうか。

火災保険は、火災による建物や財産の損害をカバーする保険ですので、ゲリラ豪雨や集中豪雨による被害に関しては一般的に火災保険の範囲外とされることが多いです。
ただし、具体的な保険契約や保険会社によって異なる可能性がありますので、契約内容や保険会社のポリシーを確認することが重要です。

ゲリラ豪雨や集中豪雨による被害が火災保険で補償されるかどうかを判断する際に考慮されるポイントは以下の通りです

  1. 保険の特約や追加カバー:一部の火災保険契約には、水災や風水害、地震などの自然災害に対する特約や追加カバーが含まれている場合があります。これによって、豪雨による浸水や流失などが一部補償の対象となる可能性があります。
  2. 水災保険:一般的な火災保険ではカバーされない水害に対して、水災保険を別途加入することで、洪水や台風による被害を補償することができる場合があります。ただし、これも保険会社や契約内容によって異なります。
  3. 保険の範囲外のケース:多くの場合、火災保険は火災や爆発などによる損害をカバーするものであり、豪雨による浸水や地盤の崩壊などは一般的にその範囲外とされることがあります。
  4. 保険金支払いの条件:被害が発生した際に保険金を支払うためには、契約内容に基づく条件や手続きを満たす必要があります。保険金の支払いに関する細かい条件や制約がある場合がありますので、保険契約書をよく確認する必要があります。
出所: 気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」

※気象庁の調べによると、大雨の年間発生回数は増加傾向にあり、より強い雨であるほど発生頻度が増加しています。特に、「1時間の降水量が80mm以上」や「3時間の降水量が150mm以上」などの大雨が降った頻度は、2020年において1980年頃よりも約2倍に増加しています。

支払い対象外のケースも確認!

補償対象外のケース

ゲリラ豪雨や集中豪雨による被害であっても、以下のように補償対象外となるケースがあります。

  • 地震が原因で発生した津波や土砂崩れにより建物や家財が損害を受けた(「地震保険」で補償を受けられます)
  • 洪水が発生して車が水没した(「自動車保険」で補償を受けられます)
  • 老朽化が原因で雨漏りが発生した

3つ目の雨漏りについて、ゲリラ豪雨などが原因で屋根や窓ガラスが破損したことにより発生したものについては火災保険で補償されますが、老朽化や元からあったすき間などから発生したものについては補償対象外となります。

また、火災保険の補償対象は「建物」と「家財」に分かれており、両方に加入していれば建物と家財どちらの補償も受けられます。

ただし、たとえば建物のみに加入している場合は、家財の被害については対象外になるため注意が必要です。

 

2023-09-18