シングルマザーになることを考えている方へ

人それぞれの理由によって離婚となりますが、
シングルマザーで子育てを頑張ろうと思っているお母様、私みたいに失敗しないために準備は万全に!

私は3人の子供を連れてのシングルマザースタートでしたが、当時、自分が「無知」だったことに大変後悔しています。
なので、これからシングルマザーになろうかと考えている方に役立てればとと思います。

又、離婚の予定がなくても旦那様に万一の事があって、
余儀なくシングルマザーへというケースもあります。
離婚の予定がないお母様にはご参考までに。

 

あくまで私個人の経験ですが。
心身共に、生きるか死ぬかの極限状態で離婚、になる前にある程度準備をしておくべきだと思います。

何もできないまま、シングルマザーになると自身の限界に絶望してしまうことも。

帰る実家がある方は少し変わってくると思いますが。

 

あくまで、子供を連れて新しい土地でスタートした私の例として大まかに。
何も準備せずにシングルになった場合。

①経済面で子供たちにも我慢を強いてしまう事への自責。
②知らない土地で、全て一人で解決していかなければならない大変さ。
③今まで以上の父親役、町内会、PTAを始め職場他、関わる団体ごとの役割をこなしながら、子供ひとりひとりのお母さんでいることの大変さ。
④体調不良、万一の事があったら子供たちだけになる恐怖。
⑤そして、子供たちが独立した後、自身の生活苦がやってくる。

 

最も言いたいことは一番最後です(^^)↓
お急ぎの方は真ん中読み飛ばしてださい♪

 

転居先の情報を下調べしておくことも大事です。
どこを拠点(新住所)にすれば、通勤に便利か。
子供たちの学校はどこになるのか。高校、大学も見据えて新居地は考えたいです。

 

離婚して、いざ自分が職に就いて、
その収入だけで子供たちとの生活費を工面するのは、
余程離婚前からの貯蓄・収入がないと厳しいです

 

どんな仕事でも出来るわ!と、思っていました。
でも現実問題、子供たちを放っぽって単身仕事に明け暮れる職種を選ぶことはできませんでした。

離婚するまでパートやフルタイムの契約職員で働いていたとはいえ、このまま結婚生活が続く(続ける)ことが前提で暮らしていると、仕事に役立つ資格など取得していない方がほとんどだからです。
私は仕事に使えそうな資格といえば、医療事務、証券外務員、着付け位しか持っていませんでした。
ずっと専業主婦(パート・契約職員)でしたので、取得してからの期間が空きすぎていました。離婚後すぐにそれらを活かして仕事が出来るかというとなかなかに厳しかったです。

知らない土地での職探しはかなり難航しました。
焦ります。生活が係っていますから。

 

なので、まず、シングルになる前に、
持っている資格が現在使い物になるかどうかを確認し、

現在有効な資格にしておくこと。

 

仕事を始めてから資格取り直しや新規に取得は
シングルマザーにはとてもキツイです。


そして、どんな仕事に就いてどれだけの収入を得たいか。
事務系ですと、パソコンも不自由なくできていても、
目安として履歴書に書けるように資格を取っておくことをお勧めします。
会計系でしたら日商簿記2級以上など。
自分に合っている職種に役立つ、
必要な資格をまず調べてください

資格があるとないでは採用も変わってきます。

 

お子様の人数でも変わってきますが、
収入は多いに越したことはありません。

 

補助金、制度をくまなく探し、漏れがないよう収集しましょう!

離婚前年に収入があると、使えない制度があったりします。
翌年には忘れず申請するよう、手帖に書き留めておきましょう。

 

学校、企業の貸与型(返さなくていい)奨学金もあります。
情報収集して、逃さないように申込しましょう。

 

中学、高校になると、
子供たちの付き合いでもお金が必要になってきます。

「文化祭のクラス打ち上げで、”もんじゃ”に行くことになった」と言えば行かせてやりたいじゃありませんか。

受験時、安アパートで、寒ければ毛布を羽織ってでも勉強できますが、気温が暑すぎではできません。
「お金がないのは分かっているけど、家では暑すぎて効率が悪いから、友達が行っている塾の夏期講習に参加したい。」と申し訳なさそうに言う子供。気温のストレスを減らしてやりたいではありませんか。

大学受験にしても受験料、受験地までの移動費、合格して入学するならば、入学金、県外ならば現地までの交通費等もかかってきます。アパートの契約、生活用品一式、奨学金は借金なので無利子の必要最低限にし後はバイトと仕送り生活です。

 

生活に必要な最低限の費用も、節約節約。
いつも同じ服。食事も質素に。
自分の事は後回しにして、
子供たちが可哀そうで、そういう境遇にしてしまった自分を責める日々です。

 

責めても「自分が生きているんだから!大丈夫!」と、
頑張るしかないんです。

 

あんまり頑張りすぎると、身体によろしくありません。
歪みが生じます。
倒れて、救急車を子供が呼ぶ羽目になってはじめて、
子供たちを残して死ぬことはできない事を実感します。
「二度と救急車は呼ばん!」と子供に叱られて、
物凄く心配させてしまった事を悔いました。

 

なので、まず。自分が健康でないといけません。
そのために基礎体力をつけておくこと。

基礎体力があっても倒れるときは倒れます。
でも基礎体力30からスタートより基礎体力100からスタートの方が持久力ありますよね。
だんだんに耐性ができて維持できる時もありますが無理するとダメです。
頑張りたいんだけどね。
生身の人間なので(^^;)

 

でも、割合、子供たちは逞しく育ってくれます。

アルバイト三昧で、扶養から外れてしまったことも。
其の辺り、上の子でしくじったので、下の子の時は調整しました。

特定扶養は所得税の控除額が大きいので扶養の範囲内で働いてもらいましょう!

 

そして、これが最も言いたいこと。

自身のライフプランをしっかり立てておくこと!

子供たちも自身の努力と奨学金で大学を卒業し、希望の職業に就け、自分の第2の人生を歩み始めました。
その時。
シングルマザーからシングルになった時。

40年以上務めた会社を定年退職した会社員の気持ちがよく分かりました。

一瞬。呆けてしまうのです。
頑張らなくてもよくなるんです。
自分の事だけで良くなるのです。

でも、今まで子供のためだけに頑張ってきていたので、自分の事はよくわかりません。

会社員で退職金が有れば、退職金と公的年金と厚生年金で悠々自適なシニアライフがはじまるでしょう。

しかし。
シングルマザーだった自分にはそんなものはやってきません。

まず。退職金。ありますか?

退職金のある会社に正社員で務めていればある程度はあるでしょう。しかし、派遣や契約職員で働いているとありません。正社員でも最近はないところが多数です。


そして、年金。

どのくらい貰えると思いますか?

公的年金も結婚していた時、専業主婦だったり、
私みたいにパート等で扶養に入っていた場合。
年金受給の基準をクリアして満額貰えるとしても

月におおよそ65,000円しか貰えません。

これから物価が上がれば、
たとえ同じ65,000円貰っても実質今と同じものは買えません。

 

離婚してから職に就いて厚生年金に加入して働いてきたといえど、
平均月給25万円で40年間働いて来ていても
月8万円くらい。20年間だとその半分の4万円。

前記の公的年金と合わせても10万円ほどです。

平均月給が25万円ある人ばかりではありません。

生活できますか?

もし、離婚後にフリーランスで働いていて、
厚生年金に加入していなかったら、
その4万円もありません。

 

なので、離婚するときには、
「年金分割」を是非面倒くさがらずにしてください。

婚姻期間中、あなたは主婦業をしていたのです。
旦那さんは会社で、貴女は自宅で、働いていたのです。
婚姻期間中分は半分こできます。
(詳しくはこちら)
基本は離婚協議の時に話し合いますが、
離婚後2年以内であれば請求できます
ぜひ年金事務所へ相談してみてください。

 

シングルマザーで頑張ってきて、子供が独立して、シングルになった時。

子供たちが独立する時期はおおよそわかりますよね。
その後の自分の生活に必要な資金は確保できていますか?

 

早い段階から見通して確保していきましょう。
良い相手を見つけて再婚したらそんな心配要らないわと思うかもしれませんが、
余ったお金は増やして、
労を掛けた子供たちに残してやってもいいではありませんか。
自分たちのシニアライフの資金にしてもいいではありませんか。

 

最も言いたいこと。
自身のライフプランをしっかり立てておくこと!

 

子供たちが巣立った後の自身の
シングルライフのライフプラン。

割合細かい所まで算段してから
どうしても別れなくてはならないなら
仕方ありませんが
縁あって一緒になったのです。
幸せな時もあったでしょう。

 

ライフプランは
具体的にすればするほど叶います!

 

頑張っているお母さん応援しています!

by yamada

2020-04-06