こんにちは!
この度、岡山ファイナンシャルプランナーズの新しいメンバーとなりました、
ファイナンシャルプランナーの牧原と申します。
皆様にお役に立てるよう精進してまいりたいと思いますので、
どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、わたくし古今東西の歴史に関心があります。
そのため今回は「お金の歴史」をテーマといたしまして、
普段はあまり気にすることなく使っている「お金」の歴史についてご紹介したいと思います。
【お金とはなにか?】
我々が毎日のように使っているお金ですが、そもそもお金には次の意義があると
言われています。
1 ものと交換(支払)できる
2 ものの価値を測ることができる
3 ものの価値を保つことができる
これらの条件のいずれかを満たす場合、「お金」と言えるということです。
いわれてみれば「なるほど~!」となりますね。
現在の日本で使われる紙幣や硬貨(日本銀行券)も1~3の条件のいずれにも当てはまっていることが
わかると思います。
【実物貨幣】
さて、今からさかのぼること150年程前、江戸時代の武士の給料はお米で
支払われていたというのは、よく知られているところです。
このように重要な生産物や使用価値を持っているものを、お金代わりに使用することを
「実物貨幣」(商品貨幣)と言います。
お腹がすいたとき、硬貨は食べられないですが、お米は食べられますからね。
お米以外にも歴史上、塩や大麦、布などが使用されておりました。
日本でも大化の改新(645年)のころ、税金を布で納めていました。
いまでこそ安く服を買える時代になりましたが、当時の布はとても貴重品だったんですね。
一方で、「肉」や「魚」は実物貨幣として広く流通はしておりませんでした。
3 ものの価値を保つことができる
にあてはまらないからでしょうね。
残念ながら、腐ってしまうと交換価値がなくなってしまいますから・・・。
現代でも、アフリカや中東諸国では結婚の際の結納金を、
「牛」や「ラクダ」で支払っているところもあるようです。
現代日本に置き換えると「車」とか「トラクター」といったところでしょうか。
面白いですね!
さて、次回は我々が日常で使用している硬貨や紙幣といった「名目貨幣」をご紹介します。
お米や塩といった実物貨幣とは何が違うのでしょうか?
お楽しみにしていただければ、幸いです。
FP 牧原 健太郎
【参考URL】
国税庁HP
https://www.nta.go.jp/taxes/kids/hatten/page16.htm