iDeCo 70歳未満に引き上げ!

こんにちは、4月になりました濱尾です。

桜の開花そろそろですね、花見が楽しみです!

 

さて、先日、iDeCoの制度改正の話が厚労省から出ていました。

 

掛け金が拠出できる期間を65歳未満から70歳未満に

引き上げるそうです。

 

65歳~69歳まで働く人が2023年に52%に達しており

年金の増額や税務上のメリットを享受させやすくするためですね。

 

また、掛金上限の引き上げと、受給開始年齢の引き上げも検討するようです。

 

岸田政権が提唱する所得倍増プランのひとつを実現させるということでしょう。

 

 

iDeCoの掛金上限は現在

・自営業・フリーランスは68,000円

・会社員で

企業年金がない場合 23,000円

企業型確定拠出年金のみの場合 20,000円

確定給付企業年金・厚生年金基金の場合 12,000円

・公務員の場合 12,000円

・主婦・パートの場合 23000円

 

受給開始は現在のところ

60歳から75歳までの間で受給開始年齢を選べます。

これを80歳までに引き延ばすのでしょうか?

 

掛金上限の引き上げは税制面での優遇が大きくなるので

喜ばしい事だと思います。

 

iDeCoの税制上のメリット3つをまとめておきましょう。

1つ目:掛金が全額所得控除となります。

全額所得控除になると、所得税、住民税の減税につながります。

例)掛金 月20,000円の場合

20,000円×12か月=240,000円

所得税5%、住民税10%の場合

240,000円×20%=48,000円が年間減税となりますので

とても大きなメリットになりますね。

これはNISAにはないメリットになります。

 

2つ目:運用益は非課税

運用は投資信託等で運用し、受給まで運用益に対して税金は掛かりません。

運用益は通常(NISAでなければ)20%の源泉徴収がされますので

税金が掛からないのは大きいですね。

 

3つ目:受給時

年金受給:公的年金等掛金控除

一時金:退職所得控除

年金受取を選択した場合

65歳以上で受給する場合、所得が1,000万円以下で年金受給額が330万円以下の場合は

年110万円の控除を受けられます。

 

一時金で受け取るときには

800万円+(勤続年数-20年)×70万円の退職所得控除を受けられます。

例)掛金期間30年の場合

800万円+(30-20)×70万円=1500万円の控除が得られますので

とても大きな控除となりますね。

 

退職時の年金等を補完する目的であれば

NISAよりもiDeCoの方がメリットが大きいですので

是非とも検討してみましょう?

 

うまくNISAとiDeCoのバランスを取りながら将来の資産形成をしていきましょう!

 

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BY:濱尾

 

 

 

 

 

2024-04-01