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故人・認知症の親の保険加入状況確認に「生命保険契約照会制度」が助っ人
これから高齢者が増え超高齢化社会が待ち受けている日本です。
一人暮らしの方や認知症の発症が増えていくことが予想されています。
離れて暮らしていた認知症の親が入院した。
親族が急逝してしまった。
入院したら入院費用に充てられる保険に入っていると言っていた!
葬式代に保険に入っていると言っていた!
保険証券、どこだ~!?
どこの保険会社の保険に入っていた?
本人に聞きたくても聞けない状況。
困りますよね。
こんな「困った!」が全国各地で増えています。
生命保険協会がこの「困った!」を助けてくれるかも!
~生命保険の一括照会ができる制度って?~
そこで、生命保険協会は2021年7月1日から
保険証券がなくても登録の生命保険保険会社42社の
「一括照会」ができる制度
「生命保険契約照会制度」を創設しました!
東日本大震災以降に「災害地域生保契約照会制度」が設けられ、被災で保険金等の請求が困難になられた方々に迅速に確実にお支払いするためのセーフティネットとして活用されていましたが、これを、災害時だけではなく平時でもちゃんと請求してもらおうと一本化して継続していく制度です。
もちろん、個人情報保護法の趣旨のもと、照会できる人の範囲や必要書類が厳格に定められています。誰でもかれでも照会できちゃダメですからね。必要な人に使って欲しい。
協会に加盟していない共済や、満期がきても保険会社に預けたままの保険金(据置保険契約)などは一括では照会できませんので頑張って探すしかないですが。
~制度を使う前に~
自分でも探してみましょう。
以外に見つかるかもしれません。
・生命保険証券、探しましょう!
・生命保険会社から毎年郵送される「保障内容のお知らせ」が届いていませんか?
・年末調整・確定申告用の保険料控除証明書のお知らせなどが届いていませんか?
・預金通帳やカードの支払い明細に「〇〇生命」など、保険の引落しがありませんか?
など、まずはご家族で調べてからこの制度を使うか検討してくださいね。
~制度を利用できる方~
平時とは
照会対象者が死亡、認知判断能力が低下の時。
制度を利用できるのは、
照会対象者の法定相続人であったり、3親等内の親族またはその任意代理人(弁護士、司法書士その他照会対象者の財産管理を適切に行うために、照会対象者にかかる生命保険契約の有無を照会するにふさわしいと生命保険協会が認めた者)等、利用できる方の範囲がきちんとされています。
災害による死亡・行方不明の場合は、
照会対象者の配偶者、親、子、または兄弟姉妹、照会対象者の配偶者、親、子、または兄弟姉妹の法定代理人または任意代理人となっています。
~申請の方法~
照会を生命保険協会がWebか郵送で受け付けします。
照会対象者に関する生命保険契約の有無について一括して調査、結果をとりまとめて照会者にWebか郵送で回答されます。(災害時は電話のみ結果は郵送で)
~利用料~
平時は1回の照会あたり3,000円(税込)。
クレジットカードまたはコンビニ支払いができます。
災害時は利用料は無料です。
~生命保険協会HPで詳しく~
生命保険協会HPより
~保険会社は災害時等も助けになる対策をしてくれます~
保険会社は災害時等も助けになる対策をしてくれています。
そんな対策のお知らせなど
重要な連絡も取りこぼさないよう普段から
住所、氏名、受取人の変更
保険料の支払が厳しくなった、など
何か変わったことが起きたら
契約の保険会社にその都度
連絡を入れたり相談してみるのもいいですね。
by yamada