みなさん、こんにちは。
お金を貯めたいかたの一つの制度として財形貯蓄制度をご紹介したいと思います。
「私、お給料から毎月引かれてます。」という方もおおくいらっしゃると思いますが、
どんなものがあって、どんなメリットがあるのか?などわからないことも多いのではないでしょうか?
そこで、全体的な財形貯蓄制度のお話をしたいと思います。
財形貯蓄制度のメリットは何でしょう!?
1、通常、金融機関に貯蓄をして貯まった貯蓄の利子等は20%課税されます。
ですが、財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄は利子等が非課税となります。
※一般財形貯蓄の利子は課税されますが、普通預金よりは金利がいいです。
2、賃金からの控除(天引)ですので直接銀行などへ出かける手間がはぶけ知らず知らず財産づくりができます。
3、財形貯蓄制度の「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」のいずれかで貯蓄していて、そのお勤め先がさらに財形持家融資制度を導入している場合は、住宅を建設・購入・リフォームしようとするとき、財形貯蓄残高の10倍相当額以内(最高4,000万円)かつ実際の所要額の90%相当額以内で融資を受けることができます。その場合、通常の金融機関での融資金利より低金利で融資を受けれますのでお得です。
※詳細は、お勤めの企業や財形制度取扱金融機関にご確認してみてくださいね。
財形貯蓄をはじめるには?
財形貯蓄制度には、「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」の3種類があり、始めるには、お勤め先で財形貯蓄制度が導入されていることが必要です。財形貯蓄を職場に導入するためには、賃金から控除するための労使合意が必要です。会社への財形制度導入に当たっては、金融機関にご相談ください。
財形貯蓄は、事業主に雇用される者であれば利用できます※ 雇用形態、就業形態による限定はありません。
※財形年金貯蓄および財形住宅貯蓄については、勤務先に「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出している勤労者であることが要件です。
実際には、財形貯蓄制度を導入している企業は少ないですが・・・
財形貯蓄をされている方は、ご自身の財形貯蓄の種類が何か?確認してみてくださいね。
3種類の財形貯蓄制度の違いと注意点は?
「一般財形貯蓄」は、使用目的を限定せず自由に使える財形貯蓄です。
「財形住宅貯蓄」は、マイホームの取得に向けての貯蓄には大きな味方。利子等は非課税
「財形年金貯蓄」は、老後の年金として受け取るための資金作りを目的とした財形貯蓄。利子等は非課税
※ただし、利子等の非課税は、財形住宅と財形年金と合わせて貯蓄残高550万円まで。
※財形住宅は、住宅の建設・購入・リフォーム以外の払い出しは要件を満たさないため、利子等は課税されます
※財形年金は、年金以外の払い出しは要件を満たさないため、利子等は課税されます
※その他詳細は、企業が導入している財形貯蓄制度扱い金融機関にお問い合わせください
いかがでしたか?
財形貯蓄制度の月々の積立額は変更も可能です。
月々の貯蓄が苦手だという方は、貯蓄のしくみづくりの一つとして知っておいてください。
家計相談では、生活する上で今後どのくらい必要か?一般的な家庭がどのくらいで生活しているか?という質問が大変多いです。そして、今後必要となる資金にそれぞれどう貯めていくか?など・・・
貯蓄する目的をもって、どんな商品で備えていくか!?とても大事な選択ですね。
厚生労働省HP参照
まだ、FPにご相談したことがない方はぜひご相談にお越しくださいね。
杉本でした(^^)/