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いまさら聞けない【インデックス投資】後編

2024-02-19

さて、前編ではインデックス投資は長期間でやると利益出るよねという論調でお送りしました。

ですが、ここでとても大きな壁が立ちはだかります。

それは、我々ホモ・サピエンスの本能に根差した「壁」なのです。

前回の記事はコチラから

損失回避性バイアス

損失回避性バイアスは、プロスペクト理論ともいわれ、簡単に言うと我々は

損失の痛みは利益によって得られる喜びの2倍に

ということです。実感する方法として次のゲームを考えてみましょう。

1 コインの表が出たら15,000円もらえる

2 コインの裏が出たら10,000円失う

というルールのゲームがあるとき、あなたはコレに参加するでしょうか?

おそらく8割くらいのひとが参加しないと答えるのではないでしょうか。

私の講座で聞いても参加するというひとは少数派です。

 

期待値で考えると、裏か表が出る確率は1/2ですので、

15,000×1/2+(-10,000×1/2)=2,500となり、ゲームに参加したほうがお得です。

ですが損をするかもしれないという気持ちが勝り、このゲームに参加するひとは少ないのです。

長期での資産運用の簡単にいかない点はここにあります。

長期間で運用を続けていると必ず株価の下落に巻き込まれます。その時に資産価値が減少していくなかで、

いま売却しておかないともっと損をするかも」という不安に打ち克つのは中々難しいということです。

この恐怖の力は非常に強力で、免れるには相当の精神力が必要です。(実体験)

 

ゆっくり金持ちになりたいひとはいないよ

この言葉は、ウォーレン・バフェット氏の言葉として有名です。

彼もまた長期投資を実践しており巨万の富を得たことから、投資界隈では極めて有名な人物です。

そんな彼にあの(!)AmazonのCEO、ジェフ・ベゾス氏が尋ねたことがあるそうです。

あなたは、全ての手法や投資銘柄を公開しているのに、なぜ誰もあなたの投資戦略を真似しないのですか?

バフェット氏の投資スタイルは有名で、氏はそれを特に隠していないので、このような疑問を持つのも無理からぬことです。

それに対してバフェット氏が答えたのが、「ゆっくり金持ちになりたいひとはいない」です。

長期投資がいいと分かってはいても、周囲で高いパフォーマンスを誇る人がいればそちらが気になるというもの。

例えば、2023 年の S&P500 指数は 24.23%上昇し(配当込みのトータルリターンは 26.44%)でした。

これでも十分すぎますが、

同じ期間でビットコインは+166%という驚異的なリターンを示しました。どうでしょう?これを聞くと、

なんだか損をした気分になりませんか?そして、SP500からビットコインに乗り換えて…

あとは書かなくてもお察しいただけるでしょう(笑)

あなたはゆっくり金持ちになる覚悟はありますか?

 

まとめ

簡単に思える長期投資、ですが「言うは易く行うに難し」と言えましょう。

かくいう私もデイトレ・スイングトレードから足を洗って長期投資に転換してまだ4年ほどです。

リバランス以外の取引はほとんどなくなりましたが、利益は過去最高に達しました!

一緒にゆっくり金持ちになりましょう!

 

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「積立投資のすすめ その25」 世界の株式時価総額

2020-07-13

こんにちは濱尾です。

また大きな災害が発生してしまいましたね。

報道を見ていると胸が痛くなります。

水害に会われた方々にお見舞い申し上げます。

 

さて、一方でコロナの影響で企業価値が一変してきているようです。

 

新聞に「企業価値コロナで一変!」という記事が載っていました。

 

株価が大きく上下したことにより、

世界の株式の時価総額が大きく変化。

 

各業種で世界的に時価総額のランキングが大きく様変わりしています。

 

例えば自動車業界では電気自動車の「テスラ」が

トップクラス入り。

娯楽業界ではネット配信の「ネットフリックス」

金融・決済では「ペイパル」

が大きく順位を上げています。

 

こういった現象はリーマンショックにもありましたが。

今回の変動はそれ以来の大きさになっています。

 

DX(デジタルトランスフォーメーション)に関連する

企業・業界を中心にやはりコロナの影響で世の中の動向が

大きく変わって来ていることが分かります。

 

コロナの影響がまだ収まらない中

更なる経済状況の影響により

企業価値もさらに大きく変わっていくのでしょうか。

 

変わらないと生き残れない時代に

なってくるのかもしれませんね。

 

国別で見ると時価総額上位1000社のうち

米国が350社でトップ

中国が165社

日本は84社と過去20年で半分になっています。

日本企業の今後の変革に期待したいところです。

 

By:濱尾

 

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2020-06-26

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