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お年玉 子どもの『お金の管理』どうしてますか?
改めまして本年も宜しくお願いします。
お子さんのいらっしゃる家庭では、親戚等からお年玉を貰ったり、あげたりした方もいらっしゃると思います。
お年玉の平均金額はいくら?親戚の数で変動も
お年玉といえば「祖父母から貰う」というのが定番ですが、両親の兄弟姉妹つまりおじさん、おばさんが多ければ貰えるお年玉の数も増えていきます。
ある会社データ調査から、子どもが貰ったお年玉の総額は以下のようになりました。
- 1万円から3万円 97人
- 1000円から1万円 54人
- 3万円から5万円 34人
- 5万円から8万円 8人
- 1000円以下 6人
- 10万円以上 1人
1万円から3万円が半数近い97人で、次いで千円から1万円と続きました。
少子化が進み、一人の子にかけるお年玉の総額は高額になるかと思いきや、千円から3万円のゾーンが全体の約8割を占めていることになります。
お年玉に関しては「祖父母からのお年玉」を軸に、子どもの学年や親戚の数により金額の差が生じます。
また、コロナ禍もあり集まる親戚の数も以前に比べると少ないことも影響していると考えられます。
そのため、総額金額が高い子は「お年玉の単価が高い」「親戚の数が多い」という条件が揃う子になります。
お年玉以外でも現金の意味が変化している時代
お年玉の総額の違いは今も昔も変わりません。そして貰った後も大まかに「全額貯金する」「決まった金額を使えるようにして後は貯金」「全部子どもが使える」の3パターンに分かれます。
親世代が子どもの頃から今も変わらず、年末年始にお年玉の使い方を「どのように使うか」と話し合う機会が多いです。
しかし、今の子どもにとって「全て現金で欲しいものが買える」というものではなくなっています。
例えば、スマートフォンのゲームで課金をしてアイテムを購入したくても、現金ですぐに買うことは難しいです。
「あのアイテムが欲しい」と思っても、まずコンビニエンスストアなどに行き、アップルギフトカードやグーグルプレイカード、ニンテンドープリペイドカードと必要なカードを購入しなければいけません。
また、親世代でもスマホ決済が浸透し、現金を使わずに買い物をしています。そういう親の姿を今の小学生は見て育っているため、「現金で欲しいもの買える」という感覚を100%持っているわけではないのです。
お年玉は「お金の使い方」を学ぶ絶好のチャンス
IT技術の進歩で「現金を支払ってモノを買う」という、これまで当たり前だった金銭のやり取りがリアルタイムで変化しています。
「お年玉やお小遣いを使っていけば金銭感覚が勝手に身につく」という時代ではなくなってきているのです。
お年玉を全て貯金する場合でも、子どもに一部を自由に使わせるにしても、小学生の頃からお金の使い方を学ぶ重要性が高まっています。
学校ではお金の勉強に関する勉強する機会は多くありません。お正月のお年玉をきっかけにお金の管理や使い方を学んでみましょう。
話をする際は、以下のポイントが重要です。
- 貯金をするなら子ども専用の口座を作る
- 毎月500円でも貯金すると一年で6000円貯まると貯蓄の大切さを教える
- 欲しいものを買ったときの残高を考えさせる
- 使うことばかりしていると貯金額が増えず本当に欲しいものが買えなくなることを教える
一度にまとまったお金を渡されるお正月のお年玉に、嬉しくなって後先考えず使い込んでしまう子もいます。
手元に置いておくと、つい使い過ぎる可能性もあるので、計画的なお金の使い方を小学生の頃から考えましょう。社会人になってからも堅実に使えるようになります。
「お年玉を使ったらお金がなくなる」という感覚を大切に
小学生が普段使うお金と言うと、昔は駄菓子屋や文房具、漫画で使う程度でした。
しかし、今はスマートフォンでの課金など「現金を使わない」「支払った感覚がない」という新しいお金の使い方も登場しています。
親世代とは全く違うお金の使い道があるため、家庭でのお金の勉強はより大切になっています。
変貌を遂げているお金の在り方ですが、「持っている以上のお金を使おうとしない」「貯金の大切さ」という根幹部分は昔と変わりません。
お年玉を介して、お金の管理方法を話し合い、お金との付き合い方を考える機会を作ってみてはいかがでしょうか。
弊社ではお子様に金銭教育の一環として、楽しい親子のイベントを企画しています。
実際にお金を稼いだり感謝の気持ちを養うプログラムで大好評頂いております。
親御さんには、お小遣いの考え方にも良いアドバイスが出来ると思います。
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相続や認知症の不安が解消されました!!
倉敷市 Y様
~私の両親や兄弟も安心したようで、「相談して良かったな!」と思います~
濱尾さんとは10年来のお付き合いで、保険の見直しからしていただき、確定拠出年金の商品選定をはじめ、資産運用のアドバイスもと色々ご相談させていただき、とても助かっております。
いつもどんな質問をしても分かり易く説明してくださるので、私にとって安心して相談できる方です。
そんな中、両親がそろそろ高齢で、相続や認知症のことが心配になっていましたのでご相談させていただきました。
その時に、濱尾さんのお父様が認知症にかかり大変だったことを聞きました。認知症になったら資産凍結され、銀行口座の管理をしようと思うと成年後見人を頼まなくてはいけなくなり、数十万円のコストがずっと必要になってしまったという話にはビックリしました。そうなりたくないという思いもあり、今だったらまだ間に合うとのことでしたので、今度は、両親や兄弟と一緒に、濱尾さんからご説明をしていただくことにしました。
相続に関わる者が一同そろっていたので、それぞれ知りたかったことを質問し、教えていただくことができました。両親の資産に適したアドバイスをいただき、その上で、認知症対策・相続対策を一部ではありますが実践することが出来ました。私の両親や兄弟も安心したようで、「相談して良かったな!」と思います。
今後も自分のライフプラン相談を将来に渡りしていきたいと思っております。濱尾さん、よろしくお願い致します。
長寿国日本!資産寿命も延ばせたら・・
いつもありがとうございます!
早いもので今年も残り10日程となりました。
皆さんはどのような2021年でしたでしょうか?
今回は来年には是非考えて頂きたい日本の高齢化と資産寿命についてです。
ご存知の通り、日本は世界の中でも長寿国といわれています。
厚生労働省による簡易生命表をみると、平均寿命は女性87.74歳・男性81.64歳と過去最高を記録しています。
総務省統計局「人口統計資料集(平均寿命が高い国)」を参照にすると、1950~55年の日本では平均寿命が女性64.61歳・男性61.00歳でした。今後の2050~55年では女性91.64歳・男性85.45歳、2095年~100年では女性96.63歳・男性90.45歳まで引き上がります。
「人生100年時代」が、もうそこまで迫っている状況です。
この寿命の伸びと反比例して減っていくのが資産です。
老後生活真っ只中の今の70代を参考に、資産寿命を伸ばすヒントになればと思い書かせて頂きます。
現状把握①
~70代の年金額は?~
まずは70代の年金額を確認してみましょう。
資料は厚生労働省年金局「厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和元年度)」参照
70代平均年金月額【国民年金】
- 70歳:5万6947円
- 71歳:5万6902円
- 72歳:5万6716円
- 73歳:5万6522円
- 74歳:5万6085円
- 75歳:5万6056円
- 76歳:5万5735円
- 77歳:5万5514円
- 78歳:5万5366円
- 79歳:5万7052円
【厚生年金(含む国民年金)】
- 70歳:14万7292円
- 71歳:14万6568円
- 72歳:14万5757円
- 73歳:14万5367円
- 74歳:14万7330円
- 75歳:14万7957円
- 76歳:14万9693円
- 77歳:15万1924円
- 78歳:15万4127円
- 79歳:15万6714円
あわせて、今のシニア世代の国民年金と厚生年金の平均額も確認します。
男女別【国民年金】平均月額
- 男子:5万8866円
- 女子:5万3699円
平均:5万5946円
男女別【厚生年金(含む国民年金)】平均月額
- 男子:16万4770円
- 女子:10万3159円
平均:14万4268円
国民年金は男女であまり差がありません。
一方で、厚生年金の平均と女性の平均を比べると、4万円以上の差があります。
20歳以上60歳未満の方が原則加入する「国民年金」と違い、「厚生年金」は加入月数や収入に応じて受給額が変わります。そのため、厚生年金は男女差や個人差が出やすくなっています。
現状把握②
~70代の貯蓄額は?~
貯蓄額ではどうでしょうか。
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」を参照
40歳未満
- 貯蓄現在高:708万円
- 負債現在高:1244万円
40~49歳
- 貯蓄現在高:1081万円
- 負債現在高:1231万円
50~59歳
- 貯蓄現在高:1703万円
- 負債現在高:699万円
60~69歳
- 貯蓄現在高:2384万円
- 負債現在高:242万円
70歳以上
貯蓄現在高:2259万円
負債現在高:86万円
70歳以上の世帯は、純貯蓄額(=貯蓄現在高-負債残高)が最も多い世代となっています。
では、純貯蓄額が2000万円以上あれば、老後は安心なんでしょうか?
70代の老後資金を試算!
実際に、70代の老後資金を試算してみましょう。
女性の平均寿命が87歳のため、老後資金は90歳までの資金とします。夫婦の年金収入は、国民年金平均月額(妻)と厚生年金平均月額(夫)を参考にします。
支出については、ゆとりある老後生活費平均36万1000円(生命保険文化センタ-調べ)を活用します。
ともに70歳の夫婦を仮定
- 夫婦年金:妻5万3699円+夫16万4770円=21万8469円
- 月間支出:36万1000円
- 期間:20年(=90歳-70歳)
- 貯金現在残高:2259万円
- 負債現在残高:86万円
(計算式)
{(21万8469円-36万1000円)×12ヶ月×20年}+(2259万円-86万円)
=▲1247万円
ゆとりある生活を送るためには、さらに1300万円弱が必要です。また、70代後半から介護費用も念頭にいれる必要があるでしょう。
寿命ともに資産寿命を伸ばすコツ
平均寿命が延びても、安心した老後生活を送るためにはお金が必要です。
そのためには、「お金の寿命を伸ばす=資産寿命を伸ばす」ことが重要になってきます。
資産寿命を伸ばすコツは「複利と長期積立」です。
「複利」とは、「利息に利息をつける」方法で雪だるま式に増えていくイメージです。
かのアインシュタインも、人類最大の発明と認めるほどの手法です。
仮に2000万円の資産をつくる場合について、6%を例にあげます。
- 毎月2万円・期間30年:元本720万円→1959万円(元本対比272%)
- 毎月4.4万円・期間20年:元本1056万円→2005万円(元本対比189%)
- 毎月12.3万円・期間10年:元本1476万円→2008万円(元本対比136%)
※前提条件:6%複利、Ke!san「積立計算(複利毎課税)」を活用し試算(※税金は考慮せず)
同じ2000万円をつくるにしても、期間が長いほど少ない金額で大きく増やすことができます。
つまり、「資産を大きく増やしたい→複利を活用する→長い期間を運用する→早く始める」となり、老後生活までにいかに期間を長く取れるのかがカギとなります。
早くはじめるほど、資産もふくらむでしょう。
資産運用を始めようと思っても、「何から始めたらいいのか・ちゃんと続けられるのか」など不安に思われるかもしれません。
そのため、まずはオンラインセミナー等を参考にして、情報収集からはじめてはいかがでしょうか。
ご都合宜しければ弊社各種セミナーご利用なさってください
変わる!「傷病手当金」2022年1月改定
こんにちは!杉本です。
健康保険制度の給付に「傷病手当金」があります。傷病手当金と名のあるものの中でも、これからご紹介する「傷病手当金」とは給付内容が異なる健康保険等もあります。健康保険等でも扶養されているもの(3号保険者)は「傷病手当金」の対象ではないことがほとんどです。そして、国民健康保険にはそもそも「傷病手当金」はありません。
傷病手当金は病気やけがで休業している間の所得を保障し、職場復帰を支援します。働けなくなった日の4日目から給与の約3分の2に相当する額が支給されます。
現在の傷病手当金は、「支給開始日から数えて1年6ヶ月を超えない期間」で、出勤をしたり休んだりを繰り返すことで「支給を始めた日から起算して1年6ヶ月」という条件に合わず、自身の預貯金を生活費に充てるということがありました。ですが、
2022年1月からは「支給日から1年6ヶ月を通算で1年6ヶ月支給される」ようになります。
この改定で、多くの働く人が助かることは間違いありません。
病気やけがで思うように働けず、仕事を休まざるを得ない時、いくらかでも収入があるのとないのでは大きく違います。
一番最初にお伝えしましたが、傷病手当金があるのは、残念ですがすべての健康保険ではありません。
ですので、自身で闘病生活での目に見えない治療費等や普段通りに働けなくなることでの収入減少に備えておかなければなりません。自身だけでなく、家族も巻き込んで闘病生活が強いられます。健康なうちに民間の保険などで備えておいてください。
杉本でした(^^)/
インフルエンザが怖くなる季節
こんにちは!杉本です。
ワクチン接種が普及したおかげか、全国的にコロナが段々と落ち着いてきています。
しかし、これから寒さも激しくなっていきますので、今度はインフルエンザが気になってきます。
インフルエンザはしっかりと病院で診察してもらい、処方箋を頂きご自宅で療養すると治る病気です。
しかしそんなインフルエンザも昔は死亡のリスクが高かった事をご存じでしょうか?
世界史でも有名なスペイン風邪はインフルエンザが原因と言われています。
全世界で感染者約6億人、死者2000~4000万人も出したパンデミックの一つです。
今では医学が進歩しインフルエンザで死亡するケースは稀ですが、それでも年間3000人程は日本でも死者が出ています。
コロナも落ち着いてきてはいますが、完全に感染者が0になる事は難しく、今後もコロナが原因の死亡リスクや長期入院は付きまとってくる可能性は十分にあります。
それだけでなく、新たな感染症のリスクも捨てきれない所です。
そういったリスクを伴っている世の中で、長期入院による出費や収入の減少はやはり痛手となってくる所になります。
リスク対策の一つとして保険加入があります。
就業不能に対する保険や感染症の特約・保険を多くの保険会社で販売していますが、一体何が違うのか難しい所かと思います。
各保険会社の商品の特徴を公平に判断してくれる人が大事になってきます。
ご自身の保険が現在~将来のリスクに対応している無理の無い保険かどうか?、
一度プロにご相談ください。
岡山ファイナンシャルプランナーズでは保険相談を無料で行っております。
FPという立場から、あなたの収支に合わせた最適なプランを提案いたします。
無理な加入を勧めたりは絶対にいたしません。
保険だけでなく、お金全般の問題の解決ができるのが、独立系FP事務所である「岡山ファイナンシャルプランナーズ」です。是非ご相談ください。
お待ちしております。
杉本でした(^^)/
貯蓄0!?60代の18.3% 将来を考える
60代といえば、定年後のスタートとなる時期です。
現役時と比べ収入は減少し、節約生活へ突入といったこともあるでしょう。
またご自身のセカンドライフを考えなければならない中で、「老老介護」といった問題に直面する可能性もあります。
これからの老後生活資金に加え介護費や医療費など準備していかなければならない中で、資金不足による老後破産をどう避ければいいのでしょうか。
またどのくらいの資産があれば安心できるのでしょうか。
60代の懐事情(資産編)
まず60代の懐事情を参考に見ていきましょう。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」を参考にします。
60歳代金融資産保有額
- 平均:1745万円
- 中央値:875万円
※平均値は超富裕層の資産額の影響を受けてしまうので、中央値の方が実態に近いでしょう。
- 金融資産非保有者:18.3%
- 100万円未満:3.5%
- 100~200万円未満:4.0%
- 200~300万円未満:4.0%
- 300~400万円未満:3.3%
- 400~500万円未満:4.0%
- 500~700万円未満:5.3%
- 700~1000万円未満:7.5%
- 1000~1500万円未満:7.5%
- 1500~2000万円未満:6.3%
- 2000~3000万円未満:13.3%
- 3000万円以上:19.6%
- 無回答:3.3%
老後資金が将来2000万円不足するといった「老後2000万円問題」がありましたが、2000万円以上の保有割合は32.9%となります。一方で、貯蓄ゼロを示す「金融資産非保有者」の割合は18.3%と約2割に上ります。
60代の懐事情(収入編)
資産の次は収入をみていきましょう。
年金収入をベースとしてみます。
2020年12月公表の厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況」(参考資料3・4)から、国民年金や厚生年金(含む国民年金)を確認してみましょう。
国民年金 男女別年金月額
- 男子:5万8866円
- 女子:5万3699円
全体の平均年金月額:5万5946円
厚生年金保険(含む国民年金)男女別年金月額
男子:16万4770円
女子:10万3159円
全体の平均年金月額:14万4268円
男女の国民年金と厚生年金(含む国民年金)を見てきましたが、それを参考に夫婦の年金月額がいくらになるのかを見ていきましょう。
夫婦の年金月額
- 自営業(夫)と専業主婦(妻):11万2565円
- 会社員(夫)と会社員(妻):26万7929円
- 会社員(夫)と専業主婦(妻):21万8469円
- 専業主夫(夫)と会社員(妻):16万2025円
「自営業(夫)と専業主婦(妻)」と「会社員(夫)」と会社員(妻)」を比較すると、15万5364円となり、年間約186万円の差になります。さらに20年では3728万円、30年では5593万円程度の差になります。
「自営業(夫)と専業主婦(妻)」については厚生年金がない分、自身で資産を築く自助努力が一層必要になります。
老後破産を避けるために。目安の額は?
資産と収支を見てきましたが、老後破産を避けるためにどのくらいの資産額があれば良いのでしょうか。
金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」の「老後2000万円問題」にありました生活費と年数を参考に試算したいと思います。
不足額(必要額)=金融資産-{(収入-生活費)×12ヶ月×年数(老後)+介護費用等}
例えば先程の例の「自営業(夫)と専業主婦(妻)」のパターンで見ると、
不足額(必要額)
=金融資産-{(11万2565円-26万3718円)×12ヶ月×30年+介護費用}
=金融資産-{5441万5080円+介護費用}
一人あたりの介護費用については、生命保険文化センターによると、
介護費用=69万円(一時費用)+7万8000円(月額)×54.5ヶ月=494万1000円
以上を踏まえ、夫婦の介護費用(494万1000円×2)まで換算すると、目安の資産額は約6500万円の資産が必要となります。
老後にいくら必要になるかを考える
老後の資産をどのように築いていけばいいのでしょうか。
ポイントは3つです。
- 資産運用
- 複利
- 長期積立
金融庁のシミュレーションを活用してみると、下記のような試算ができます。
<年利6%で30年間資産運用(複利)した場合>
- 毎月2万円積立の場合:2009万301円
- 毎月6万円積立の場合:6027万903円
毎月コツコツと複利運用をしていけば将来大きな資産を築くことができます。とはいえ資産運用にはリスクが伴うのも事実です。まずは資産運用を考える前に、ご自身のライフプランを見直すとよいかと思います。
そのうえで、老後を含めて今後いくら必要かを検討する時間を設けることが大切になってくるのではないかと思います。
ご興味ありましたら、ご相談お待ちしております。
2040年までに 介護スタッフが280万人必要!?
お世話になります。
厚生労働省で今年、介護サービス見込み量等に基づく介護職員の必要数を公表しました。
それによると、2040年度には約280万人の介護職員が必要となることがわかりました。
そこで今回はこの内容を詳しくみていこうと思います。
介護職員 70万人弱の増員が必要
今回の推計は、「第8期(2021年~2024年)介護保険事業計画」の介護サービス見込み量等にもとづき、都道府県が推計した介護職員の必要数を集計したもの。
それによると、今後必要な介護職員の数は下記の通りとなりました。
- 2023年度…約233万人(+約22万人)
- 2025年度…約243万人(+約32万人)
- 2040年度…約280万人(+約69万人)
※()内は2019年度(211万人)との比較
政府としては、介護職員の処遇改善や離職防止、外国人材の受入環境整備など総合的な介護人材確保対策に取り組むとしています。
それでは、介護職員の処遇改善をめぐる状況について、解説していきます。
月額7.5万円の改善も 他職種より低い傾向に
厚生労働省によると、介護職員の処遇改善の実績は下記の通りです。
- 月額平均2.4万円の改善(2009年度~)
- 月額平均0.6万円の改善(2012年度~)
- 月額平均1.3万円の改善(2015年度~)
- 月額平均1.4万円の改善(2017年度~)
- 月額平均1.8万円の改善(2019年度~)
合計:月額平均7.5万円の改善
一方で、他の産業との比較もみてみます。
【平均給与額】介護職員は他職種と⽐較して低い傾向に
それでは、他の職種との給与差について、厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」からみていきます。
介護職員の平均給与は31万5850円で、1年前より1.5万円ほど増加しています。
ただ、看護職員などと比べると少ない傾向にあることがわかります。
介護職員は今後増えるか?
今回は、介護職員が2040年まで約69万人が不足することや、直近の介護職員の給与についてお伝えしました。
介護職員の給与は少しずつ改善されているようですが、他の職種と比べると高い水準であるとは言えないことがわかります。
急速に高齢化が進む中、介護職は社会保障を支える大切な仕事です。
給与の改善はもちろん、介護という仕事をより魅力的に発信する必要性もありそうですね。
ふるさと納税で地域貢献!みんなで幸せ!ふるさと納税活用
こんにちは!ふるさと納税をされたことはありますか?
そもそもふるさと納税とは何のためにつくられた制度なのでしょう?
多くの人が地方のふるさとで生まれ、その自治体から医療や教育等さまざまな住民サービスを受けて育ち、やがて進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行っています。
その結果、都会の自治体は税収を得ますが、自分が生まれ育った故郷の自治体には税収が入りません。
そこで、「今は都会に住んでいても、自分を育んでくれた「ふるさと」に、自分の意思で、いくらかでも納税できる制度があってもよいのではないか」そんな問題提起から始まり、数多くの議論や検討を経て生まれたのがふるさと納税制度です。
ふるさと納税って何?
「納税」という言葉がついているふるさと納税ですが、実際には、都道府県、市区町村への「寄附」です。
一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄付金額の一部が所得税および住民税から控除されます。ですが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2,000円を除いた金額が控除の対象となります。
給与収入と家族構成、寄附金額を入力して、寄附金控除額を計算(シミュレーション)するエクセルのシートが総務省 ふるさと納税ポータルサイトにございますので、試してみてください↓
増え続けるふるさと納税に係る寄附金額控除の近年の適用実績(※1)
TVCMなどでもふるさと納税が広く知れ渡るようになり、さすがに年々ふるさと納税をされる方が増えましたね!
出所:総務省 ふるさと納税ポータルサイトより
例えば、住宅ローン控除が終わった方、確定拠出年金をされていない方、住宅ローン控除後や確定拠出年金の掛金控除後もたくさんの税金を支払っていらっしゃる方などでふるさと納税にチャレンジしたことがない方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
確定拠出年金の掛け金は「所得控除」(所得税、住民税の計算をするのに、所得より先に控除するもの)により、所得税、住民税の計算での課税所得が減りますので税の負担が減り、かつ将来の年金額を増やせる!というメリットもあります。
※ただし、始めるにはしっかりとした運用アドバイスを受けてからにしてくださいね。
住宅ローン控除は「税額控除」(各所得控除後の課税所得に税率をかけて計算した税額から、直接差し引くことが出来るもの)により、所得税、住民税が控除される。
ふるさと納税は、所得税は「所得控除」による控除、住民税は「税額控除」による控除になります。
控除といっても、それぞれ控除のされ方に違いがあるのですね。
それと、返礼品がなくても、ふるさと納税を活用した「寄附」という言葉にふさわしい内容のものもたくさんあります。『福祉』『観光・交流』『環境』『安全・復興』『教育・子育て』『まちづくり・スポーツ』『文化・歴史』『地域・産業振興』など、「ふるさと納税の活用事例」でご紹介されておりますので、ご覧になったことがない方はぜひ見てみてくださいね。
※総務省 ふるさと納税ポータルサイト内、ふるさと納税の活用事例より
杉本でした(^^)/
先日、ついにNISAを始めました!!(2021年8月)
~これまでこんなに真剣に将来のことを考えたことはなかったと思うくらい夫婦でお互いの価値観をすり合わせる良い機会になりました~
NISAやiDeCoを始めたほうがいいのかな?そもそもよくわからないし、何からしたらいいのか…と思い、とある会社が主催するセミナーに申し込んだのがこちらでお世話になるきっかけでした。
セミナーを受講した頃、新居の建設中で子供を授かり、これからのお金のことを真剣に考えたいと思っている時期でもありました。保険も今のままで良いのかずっと気がかりで、誰かに相談してみたいという気持ちはあるものの誰に聞けばいいのかわからないという状態だったので、ここぞとばかりにたくさん相談させていただいたのを覚えています。
相談していく中で、保険や貯蓄の考え方を教わり、一つ一つ親身になって私たちの疑問に答えてくださったので知識もつきました。これまでこんなに真剣に将来のことを考えたことはなかったと思うくらい夫婦でお互いの価値観をすり合わせる良い機会になり、納得のいく保険に加入できたと思います。
先日、ついにNISAを始めました。その際もよく説明してくださったので納得したうえで始めることができたと思います。私たちだけでは判断できなかったので、相談、確認できて本当によかったと思っています。そしてなにより、今後困った時に相談できるプロに伴走してもらっていると思うと心強いです。これからもよろしくお願いします。
担当FP:杉本博美
子ども医療費助成制度を知ろう!
医療費助成制度の中で、お子様をお持ちのご家庭で一番身近にある医療費助成制度が、「子ども医療費助成制度」だと思います。乳幼児から幼少期はケガや病気になることが多く、少子高齢化で子どもがますます減少している中、子育て中の世代には欠かせない制度だと思います。
ただ、こちらの「子ども医療費助成制度」はお住まいになっている地域によって助成範囲が異なります。
ご存じでしたか?
現在の「子ども医療費助成制度」に至るまで、どんどん制度の対象年齢を広げてきたり、自己負担金を軽減してきたのがわかります。ここで、厚生労働省の一番最新の「子ども医療費助成制度」の調査結果をご紹介しようと思います。
厚生労働省の「乳幼児等医療費に対する援助の実施状況調査」(市区町村用)(平成31年4月1日時点)
※出所:厚生労働省HPより
上記は、全国のが載っていますが岡山県内でも助成範囲が違うのがわかります。
※平成31年4月1日時点の調査結果で少し前の状況になりますので、現在の子ども医療費助成制度につきましては、各市区町村のHPをご確認ください。
もし、今後お子様を育てる際に、職場に通いやすい地域で、住む地域を選べるなら、こういった医療費助成制度やその他の制度、保育園がどのくらいあるか?保育園の空き状況など、前もって調べて子育てのしやすい地域を選択することも大事ですね。
ちなみに、岡山市の現在の「子ども医療費助成制度」をご紹介しますと、
助成範囲について
| 助成範囲一覧(助成後の自己負担) | ||
| 対象児童 | 外来 | 入院 |
| 小学校就学前 | 自己負担なし | 自己負担なし |
| 小学生 | 1割(自己負担上限額44,000円/月) | 自己負担なし |
| 中学生 | 3割(助成はありません) | 自己負担なし |
・小学校就学前 満6歳に達した日以降の最初の3月31日まで
・小学生 満12歳に達した日以降の最初の3月31日まで
・中学生 満15歳に達した日以降の最初の3月31日まで
岡山市に住所を有し、健康保険に加入する中学生までのお子様が医療機関(薬局・訪問看護ステーションを含む)で受信された場合、医療費(保険診療分)の自己負担額の一部または全部を助成します。
・所得制限はありません。
・生活保護受給中の方は対象となりません。
助成対象外の費用について
・差額ベット代、文書料、予防接種、健康診断、選定療養費など、保険診療外のもの及び食事代は助成対象外
・転入前、転出後、及び無保険の時期の受信分については助成できません。
出所:岡山市HPより
とあります。
お住まいの地域によって助成される範囲の違いがなるべく無くなればいいですね。
近年、コロナの影響により益々出生率が減ってきているという傾向があり、この先の人口減少が気になります。
こういったお子様に対する制度を益々充実し、安心して子育てができる日本になるよう願っております。
お金に関するご相談は、ぜひ杉本までお問い合わせください。
杉本でした(^^)/
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