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高校生向け金融教育 働くヒトと投資詐欺編
銀行破綻!
こんにちは、濱尾です。
4月新年度になりました、桜も満開で良い気候となってきましたね。
さて、昨月米国のシリコンバレーバンク(SVB)の破綻に続き
シグネチャーバンクも破綻、それが欧州に拡がり
スイスのクレディ・スイスがUBSに合併されるというところにまで
影響が及びました。
今回のSVBの破綻の特徴としては、たった1日で破綻したこと
しかもSNSの影響が大きかったようですね。
シリコンバレーにある、IT企業でいわゆるスタートアップ企業の預金者が多く
経営不安からの預金の引き出しが起こりだしてそれがSNSであっという間に拡散され
瞬く間に預金引き出しが起こり破綻に繋がったようです。
これまでにない破綻のパターンとなりました。
そもそも、経営不安の要因は昨年の米国金利の上昇です。
SVBは預金で獲得した資金の多くを債券で運用していました、
金利が低下しているときは債券価格が上昇して利益がありましたが、
昨年はその逆の流れとなりました。
金利が上昇したことにより債券価格が下がり、預金の引き出しに対応するため
値下がりした債券を売却して資金を準備する必要が出てきて
損失が拡大しそのことが経営不安に繋がっていったようです。
クレディスイスの経営不安も自己資本増強のために発行されたAT1債と言われる
資本に繰り入れることが出来るが株式の次に返済順位の低い債券が
元本が棄損し戻って来なくなってしまいました。
今後の最大の不安・関心毎はこういった余波が今後さらに米国や欧州、
ひいては世界の銀行の経営悪化から破綻に繋がるのではないかと言った事です。
リーマンショックのようなことになるのかどうかという事です。
当然出来ればそう言った事が起こらない事を望みたいところです。
FPとしても投資家のひとりとしても注視していきたいと思います。
FPとしてクライアントの皆様に今後も分かりやすい情報提供をしていきたいと思います。
資産運用のセミナーも行っています。
↓ ↓ ↓
by:濱尾
『高校生マネーセミナー』始めます!!
さて!岡山ファイナンシャルプランナーズでは、金銭教育のひとつてして、『高校生マネーセミナー』を始めます! 初回は本日3月27日!2名の男子高校生にご参加いただきます。
内容は、
・働くとは?(色々な働き方、働くって?)
・社会保障制度(年金、健康保険などの種類など)と民間保険
・ライフプランを知る
・お金を使う、お金を貯める
・賢い運用
等々
普段の独立したFP事務所としての相談業務を活かしてわかりやすく楽しくお伝えします。
まだ回数は少ないですが高校生との座談会も2回開催させていただきました。その時の動画をHPに掲載しているのでぜひご覧ください!
今後これから、楽しいことがたくさん待ち受けている子どもたち!中高生のみんなにもっともっと伝えたい!! そう!私が経験したお金の失敗をしてほしくないから。お金で損してほしくないから。悪い人に騙されてほしくないからです。だから、もっと多くの人にお話が出来るようにスタッフ一同がんばります。
日々の相談業務で、お客さんから、『もっと早く知りたかった』『もっと早くライフプランがあったら...』などの言葉をいただく。私もお客さんと同じように感じました『もっと早く知りたかった』『もっと早くライフプランがあったら...』と。社会に出ても、上記のような社会保障制度の事、生命保険や損害保険の役目、お金の使い方、貯め方、資産運用の事、だれも教えてくれる人はいなかったのです。無知であることで、幾度も幾度も損をしました。世の中おかしいなと感じて、FP資格を知った時は『これだ!!』と思いました。もう、自分で勉強するしかなかった。それが一番信用できると感じたからです。
日本は先進国ですが、諸外国に比べ、金銭教育が非常に遅れています。資産運用の『非課税制度』もやっと2024年から非課税期間に制限がなくなります。NISA口座が2014年に始まって10年後にやっとです。
少子化の問題で、『経済的な不安』が理由にならなくて済むように今後ともFPとしての役目を果たせるようがんばっていきたい。気軽にご相談にお越しください。
杉本でした(^^)/
3年ぶりのマクロ経済スライドって?2023年度直前に
いつもありがとうございます。
早速ですが、来月からの国民年金・厚生年金について政府から発表がありました。
言わずもがな公的年金は老後の生活を支える大きな柱です。
どんな発表だったかというと2023年度は、物価や賃金の上昇に応じ増額すると発表されました。
ところが実際は、年金額の伸びを抑える「マクロ経済スライド」が発動となり、消費物価の伸びに比べれば目減りとなりました。
今回は、マクロ経済スライドはどんな制度で、今後、年金だけに頼らず生活を維持するにはどうすればいいかを紹介します。
1. 1月20日発表の2023年度の公的年金額
厚生労働省は2023年1月20日、2023年度(令和5年度)に受け取る年金が、物価の上昇を踏まえ増額すると発表しました。
4月より改定され、反映されるのは4月・5月分の年金をまとめてもらう6月分からとなります。どのくらい増えるのかは次のとおりです。
出所:厚生労働省「令和5年度の年金額改定についてお知らせします」
1.1 自営業者や主婦などがもらう国民年金の受給額
- 新規裁定者(67歳以下の方)の満額:月6万6250円(1434円・2.2%増)
- 既裁定者(68歳以上の方)の満額:月6万6050円(1234円・1.9%増)
1.2 厚生年金
- 夫婦2人分老齢基礎年金含む満額:月22万4482円(4889円・2.2%増)
夫は40年会社で就業、その間の平均的な収入が43万9000円、妻は専業主婦という夫婦がモデルケースになっています。
2. 2022年の消費者物価指数は2.5%増、賃金変動率は2.8%増
年金額の改定は、新規裁定者(67歳以下の方)の場合は「賃金変動率」がもとになり、既裁定者(68歳以上の方)場合は「物価変動率」をもとに改定するよう法律で決まっています。
総務省の2023年1月20日の発表によると、「消費者物価指数 全国2022年(令和4年)平均」は、前年(2021年)比2.5%増、賃金変動率は同2.8%増です。
そのまま連動すれば、本来であれば、新規裁定者の増加率は2.8%増、既裁定者の増加率は2.5%増で改定となるはずです。
しかし、年金額の伸びを抑える「マクロ経済スライド」が発動したため、実際の上昇率はそれよりも0.3~0.6%少ない1.9~2.2%増にとどまっています。
「マクロ経済スライド」は一般的に聞きなれない言葉ですが、どのような制度なのでしょうか。次はその説明を行います。
3. 年金額の伸びを抑える「マクロ経済スライド」が3年ぶりに発動
マクロ経済スライドとは、物価や賃金などが上昇しても、公的年金はそれに連動せず、むしろその上昇を抑えるよう調整する制度で、2004年(平成16年)の年金制度改正により導入されました。
出所:日本年金機構「知っておきたい年金のはなし」
というのも、日本の年金制度は、高齢者が受け取っている年金を現役世代が負担するという「世代間扶養」で成り立っています。
そのため、もし物価上昇にあわせて公的年金がどんどん増額すると、現役世代が負担する年金保険料が上がり、その分、家計を圧迫してしまうことになります。
そうなると、年金制度の長期的な給付と負担の均衡が保たれなくなってしまうかもしれません。
そこで「マクロ経済スライド」での調整を計画的に行うことで、年金の伸びを抑え、将来にわたり、公的年金制度を維持しようというのが狙いです。
しかし、公的年金制度を維持するためとはいえ、物価の上昇に伴い、年金などの収入が増えなくては、実際の生活は苦しいままです。
この先もこのまま物価上昇が続くとしたら、年金以外の収入があれば安心といえます。
そのためには、なるべく早い段階から対策を考えておくことが必要です。
4. 年金だけに頼らず生活を維持するための取り組み
4.1 1. 老後はより多くの収入が得られるよう準備する
最近では、定年後の再雇用・再就職をする方が増えており、60歳で定年退職した後、65~70歳まで働く方も少なくありません。
企業においても長く働ける環境が整ってきており、老後も年金をもらいながら働き、収入を得られるようになっています。
ただし、定年後の給料は、現役よりも5~6割に下がる傾向もあり、不満を感じる場合もあるようです。
そうならないためにも、自分にとってやりたい仕事で、より多くの収入が得られるよう準備しましょう。
たとえば、今までの経験を洗い出し、付加価値をつけるために、必要な資格を取ったり、勉強を重ねたりしておくとよいでしょう。
4.2 2. 税制優遇の得られる投資に取り組む
物価上昇に連動するお金の増やし方としては、投資が効果的です。
たとえば、金融庁の「資産運用シミュレーション」で試算してみると、毎月3万円を25年間、仮に2%複利で運用すれば1166万円。4%で運用できれば1542万円になります。
もちろん投資にはリスクがあり、状況によっては、お金が減ってしまう場合もあります。
しかし、長期間にわたり分散しながら少しずつ積み立てていけば、短期的には損失を被ることがあったとしても、長期的にはその損失をカバーできる可能性があります。
投資に取り組むには、iDeCoや、つみたてNISAなど税制優遇の得られる制度を活用してみるのもいいでしょう。
5. 年金から考える老後計画
年金についての新しい情報が公表されました。
こうしたタイミングを機に、自分自身の見込み受給額を、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認しておくとよいかもしれませんね
牧原の読書のススメ#1 バビロン大富豪の教え
今回は、ファイナンシャルプランナーらしくお金に関するおススメの本を紹介したいと思います。
それがコチラ。
わたしの投資経験も織り交ぜてご紹介しましょう。
この本は、私が資産形成をするうえでの思想の基礎となっている書物ですので、
これをお読みになるとどういったスタンスで私が資産形成について考えているかが、
ばっちりバレてしまいます。
驚嘆すべき建造物を造ることができるのも、文明が豊かさである象徴です。
正確な記録は商業上かかせませんし、紙は一般的でなかった時代なので、
粘土の板に文字を刻み、それを焼いて保存していました。
その中でも興味深い粘土板が後にイギリスの調査隊によって発見されました。
バビロン屈指の富豪となるまでのサクセスストーリーが書かれていたのです。
すなわち、
「収入の十分の一を貯金せよ」
おやおやおや。もったいぶってそれ?
っていいたくなる気持ちもわかります。貴兄はこう思ったことでしょう。
格言にしては、簡単に過ぎると。
しかし、時の試練を乗り超えた教訓とは得てしてシンプルなものであります。
この格言はこういっています。
毎日十個のタマゴをひとつのかごに入れ、夕方に九個取り出す。
これを続けるとどうなるか。
当然、かごはいつしかタマゴで一杯になり、溢れてしまうでしょう。
同様に、収入の十分の九で生活する者は、いつしかその財布を丸々と太らせるのです。
ではなぜ、このようにシンプルな教えを実行できるひとが少ないのでしょうか。
「収入のほとんどを支出してしまうから」
それはおそらくパーキンソンの法則(予算の上限まで使ってしまう法則)に見られるように、
そのせいで毎月の給料のほとんどを支出に充ててしまうようなことが起こります。
子どものころ、もらったお小遣いのほとんどを使っちゃいませんでしたか?
大人になってもそれは変わらず、貯金に回るのはほんのわずか。
ひどい場合は、見栄や欲望のために借金してでも欲しいものを手に入れようとします。
「毎月の収入を十等分して、そのうちの九で暮らすように」と。
これはいわゆる先取り貯金の考え方です。
強制的にしないと漫然と支出をしてしまい、10%といえどもなかなか貯金できません。
資産形成期において収入の10%分はないものと思いましょう。
十分な資金(と生活費)なくしては資産運用もできませんから、
資産運用の全ての源はこの格言にある
といってもいいと思います。
できるひとは20%でも30%でも貯蓄に回すといいでしょう。
その分だけ財布が太る時間が短くなります。
ちなみにわたしは、収支のデータを遡ってみたところ、新卒時代から平均して20%程度を貯金に回していました。
バビロン第一の格言はクリアしたといっていいようです。
みなさんも、まずは収入の十分の九で生活をするようにしてみてはいかがでしょうか。
残念に思うかもしれませんが、収入の90%、それが我々の身の丈に合った生活なのです。
お金は無限に手に入る物ではありません。
どうすれば収入の90%で暮らせるのか。
まずはここから自分の生活を振り返ってみましょう!
出生数80万人割れ!
こんにちは濱尾です
3月になり梅の花も開花し暖かくなって来ましたね!
さて、先日の新聞によると
厚生労働省が発表した人口動態統計速報によると、
2022年に生まれた赤ちゃんの数は
前年比5.1%減の79万9728人となり
80万人を割り込むのは統計開始から初めてとのことだそうです。
一方、国内の死亡数は158万2033人で、前年より12万9744人(8.9%)増とのこと。
昨年、人口は約78万人減となり過去最大になったとのことです。
岡山市の人口が約72万人ですから
昨年だけで岡山市が無くなったこととなります。
そう考えるとちょっと怖くなってきませんか。
このままでは、本当に日本の成長と社会保障制度は揺らぎかねないことになってきますね!
岸田内閣が異次元の少子化対策をすると言っていますが、
本当にまったなしで対策を講じていかなければならないと思いますね。
今月までに具体的な対策を出し、6月までに予算倍増の道筋を示すと言われています。
期待したいものです。
政治家の皆さんに真剣にこの少子化という課題に取り組んでもらわないと
困りますね。
このままでは本当に日本将来が危ぶまれてしまいます。
よろしくお願いしますね!政治家の皆様!!
by:濱尾
介護は突然に!~シーズン4~
つづきです↓
1月中旬に見学に行った施設は2件とも遠方でした。施設の月々の費用は、父親の毎月の年金額を優に超えます。つまり、私たちが毎月少しずつ父の生活費を負担するということになります。そして、母も今後、介護状態になるかもしれないという状況になった時、本当に私たちの生活が脅かされることとなるかもしれません。本当に不安です。
みなさんはいかがでしょうか?ご自身で親御さんの介護が出来る生活が可能でしょうか?現在は、共働きでなければ、住宅を持つことも子供に思うような進路へ進めることも難しいほど、土地や建物、授業料が高騰していってます。ですが、賃金は上がっていませんよね。ほとんどの方が借入をして住宅を購入したり、または、高等学校や大学に通わせるために借入をしている方もいます。自身の家族でも借り入れをして生活しているのです。そこへ、親御さんの費用まで捻出出来ますか?
自身の生活の費用のことはもちろん「結婚を決めた時」「子どもを持つということを決めた時」に覚悟をしました。住宅を購入する時もそうです。ですが、現在の高齢化までは想像が出来ておらず、今、現状を知って困ることがわかってきました。
高齢者と呼ばれる世代の方々も、生き方は様々です。みなさまの親御さんは資産をお持ちですか?現金や預金はいくらくらいありますか?毎月の年金手取り(健康保険料、介護保険料、その他費用を引いた額)はいくらになるかご存じでしょうか?
親御さんの収入や資産状況でみなさんにかかってくる費用がまったく変わってきます。自宅で介護できないのであれば、施設でみてもらうしかありません。では、施設での月々の費用はいくらくらいかかるのでしょう?
今回の父の件で、現実を目の当たりにして現在の介護事情の厳しさに不安でいっぱいです。現役世代は、老齢年金はもらえませんのでもらえるまでは働かなければなりません。施設にお金がかかるからといって自宅で親の介護は出来ません。仕事を辞めるということは、住宅ローンも払えないですし、子どもの学費の捻出も出来ないということです。つまり、仕事をやめてしまえば自身の家族とともに共倒れします。
何とか、父の年金内(手取り)に収まる施設を探すしか他ないのです。ですが、保育園と同じで空きがありません。空があるのは、月々の費用が高い施設です。ですので、お金がある方でしたら現在ならまだ施設を選べると思います。費用の捻出が難しい方は待つしかないです。
先日、見学におうかがいさせていただいた、近場の施設は、「父の介護度が進んでいて預かりが厳しい」とのことでした。遠方のもう一件のところも同じく断られました。コロナ感染で介護度が進んでいた時でしたのでタイミングもあるのでしょう...
ですので、介護度の進み具合によっても、施設への引き受けが難しいと判断されれば入所は出来ないのです。
施設への入所は厳しいです!!
「受給年金内の施設は空きがない」
「空いている施設は費用が高額」
「遠方で面会に行くのが大変」
「その時その時の介護度によって引き受けが難しくなるタイミングがある」
です。
現在は、仮で老健の方でお世話になっており本当に助かっております。
ここで、私が親御さん世代にお伝えしたいことは、
・貯金をしておいてください
・運動をして健康寿命をのばす努力をしてください
・もっと現役世代の暮らしの現状(住宅価格、学費、毎日の生活の様子)を知ってください
・現在の介護事情(施設種類、施設料金や場所や空き状況等すべて)を知ってください
・自宅、墓、治療、葬儀のことをどうするか?をお子さまと話し合ってください
ということです!
私が、自身の体験をブログにしようと思ったのは、
自身の介護事情の体験を前もって知ることで、みなさんが親御さんの終活のこと等で親御さんと前もって話をする機会を持ってほしいという思いと、親御さんに上記の5つを早期に実行してほしいということです。
現在は、本当に生きにくい世の中になりました。現役世代は皆必死に生きています。どうか現役世代が時間に追われ、自身を失うことのない世の中になるよう切に祈っております。
岡山ファイナンシャルプランナーズでは、終活のお手伝いもしております。お気軽にご相談へお越しください。
杉本でした(^^)/
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